研究課題/領域番号 |
19H01662
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
礒田 正美 筑波大学, 人間系, 教授 (70212967)
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研究分担者 |
松嵜 昭雄 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10533292)
小原 豊 関東学院大学, 教育学部, 教授 (20375455)
銀島 文 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総合研究官 (30293327)
岸本 忠之 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (50324025)
溝口 達也 鳥取大学, 地域学部, 教授 (70304194)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 数学教育学 / 算数教育 / 教育課程 / 指導系統 / 教材研究 / 授業研究 / 問題解決 / 数学的な考え方 / オンライン教材 / 数学教育 / ターミノロジー / 教科書 / 教材 / 国際協働研究 / 用語 / 国際比較 / 日本型教育 / APEC / 事典 / 教育課程比較 / 国際共同研究 / 日本型教育の海外展開 / 教員研修 / 学術用語 / ASEAN |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、日本型教科教育を国際共有する契機として、算数教育の場合においてそのターミノロジー(学術用語体系)を英語で著す教員(研究者を含む)研修書を開発し、そのターミノロジーの採用によって、いかに教材を語る教授学的内容知識が深化するかを示すとともに、その成果をふまえ個別算数教育用語の語用マップを作成し、そのターミノロジーをユニバーサルに通用する内容に更新することにある。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本型教科教育を国際共有する契機として、算数教育の場合においてそのターミノロジー(学術用語体系)を英語で著す教員(研究者を含む)研修書を開発することであった。 COVID-19によりオンサイト研修、会合実施が困難となった事情から、第2年次よりオンライン英語教材を海外7機関と協働開発することに専念し、全43講を完成させ、海外配信し、38カ国、6千人の受講者を得た。国際学術協働研究成果として、国際学術書籍1冊をはじめ、国際教員研修書籍3冊、国際学術誌審査論文3件などを得るとともに、国内では日本科学教育学会年会で2回、日本数学教育学会春期大会1回独立セッションを設け敷衍された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的意義は、各国毎に異なる教育課程、教科書内容に対して、数学的な考え方を育てる目的で学年を超えた問題系列を築き、各問題毎の目的の相違を概念的に区別し得るターミノロジーを提出したことであり、オンラインコンテンツ、英語書籍によって敷衍したことである。加えて、そのターミノロジーが、一貫性のある目標としての数学的な考え方関連語と、指導系統における各内容の区別を記す教材研究用語とからなることを示し、それが日々の授業づくり、授業研究で共有すべき目標論の基盤をなすことを示したことである。 国内向け意義は、世代交代する中で、その意義が見失われた日本の算数教材研究用語が、国際的に通用することを示したことである。
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