研究課題/領域番号 |
19H01669
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
齊藤 忠彦 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10313818)
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研究分担者 |
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
臼井 学 国立教育政策研究所, その他部局等, 教育課程調査官 (00739427)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 多感覚相互作用 / 芸術教育 / 感性育成 / 感性 / 音楽科 |
研究開始時の研究の概要 |
学校の芸術教育では,子供たちの感性の育成に関わることが学習指導要領の目標に記されている。音楽科は聴覚を中心とした感性の育成を,美術科は視覚を中心とした感性の育成を目指している。しかし,五感のすべての感覚からの情報が,脳内で相互作用するからこそ,人間の感性は豊かに働くのではないかと考えることもできる。 本研究では,多感覚相互作用に注目し,例えば音楽科でも聴覚と視覚を,美術科でも視覚と聴覚をというような感覚の相互作用により,子供たちの感性をより豊かに育成することができるのではないかという仮説のもと,多感覚相互作用に注目した感性育成プログラムを考案し,実験的な検証を経て有効な学習モデルを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究は,新型コロナの影響で当初の計画を変更せざるを得なくなったが,主に次の3つの課題について検討した。最初に,多感覚相互作用に注目した感性育成モデルの検討及びそのモデルの検証を行った。その一つとして視覚と聴覚を融合した感性育成モデルを提案し,実験的に検証した。次に,コロナ禍における音楽の表現活動の在り方に関わる検討を行い,飛沫感染のリスクを軽減する歌唱法を実験的に検証した。また,感性育成の視点から電子キーボードや打楽器の活用法について検討した。続いて,新時代の芸術教育における感性育成はどうあるべきかについて検討し,AI時代を想定しての新たな課題について言及した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚と聴覚を融合した感性育成モデルについて,NIRSを用いて実験的に検証し,前頭部の前頭極(Frontal pole)における脳血流の違いとして捉えたことは学術的意義がある。コロナ禍における歌唱法の検討で,音源探査装置を用いて可視化データとして提示できたことも学術的意義がある。社会的意義は,新時代の芸術教育における感性育成について,AIの登場により,感性の概念そのものが変わる可能性があることについて言及した点である。
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