研究課題/領域番号 |
19H01672
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
河崎 智恵 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (50346300)
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研究分担者 |
吉村 雅仁 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (20201064)
古田 壮宏 奈良教育大学, 教育連携講座, 教授 (60453825)
横山 香 奈良大学, 文学部, 教授 (70727750)
中澤 隆志 奈良教育大学, 教職開発講座, 准教授 (90804930)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 教職キャリア / キャリアカウンセリング / キャリアガイダンス / 教員養成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、教職キャリアカウンセリングの研究・開発が進展している欧州の取組をもとに、教職カウンセリングプログラムの日本への導入を検討し、プログラムの開発をめざす。具体的には、小・中・高等学校教員の生涯のライフコースを視野に入れ、教員養成課程入学前から、大学・教職生活(初任期・中堅期・ベテラン期、退職後)の各ライフステージにおける、教職キャリアカウンセリングプログラムを開発する。 開発したプログラムは、教職をめざす若者の教職への適性理解を図るとともに、教員の各ステージにおける自己省察を可能とし、接続的なキャリア支援につながるものと期待される。
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研究実績の概要 |
本年度は、下記の研究を行った。 1. 欧州の教職キャリアカウンセリングプログラムをもとに、日本版プログラムの開発・修正を進めるとともに、教員養成課程入学前及び教員養成課程履修段階におけるプログラム実践を行った。 2. 教員養成課程入学後のプログラムの実践結果をもとに、教育効果について検証を行なった。分析の結果、「キャリア選択の効果」「成長促進の効果」「自己省察を促す効果」等に効果が認められ、「自らの教員としての適性を考えさせる機会」として、一定の教育効果があることが確認された。また、日本の文化的背景(自己評価が低い傾向にあること)を考慮し、より丁寧な説明を行うことで、教育的な効果が高まることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症による影響により、欧州の教職キャリアカウンセリングプログラムの調査および実施機関の訪問を行うことができず、研究の進捗に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究は、下記のように進める予定である。 1. 再度日程調整を行い、欧州の教職キャリアカウンセリングプログラムの実地調査および関連機関の訪問を行い、継続的なプログラムの実施状況、課題や成果等を調査する。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により調整が困難な場合には、オンライン会議等の方法により、調査を行う予定である。 2. 教員養成課程及び教員養成課程入学後のプログラムの開発・実践を進めるとともに、アンケート調査等により教育効果を検証する。 3. 日欧のキャリアカウンセリングプログラムの実施結果について比較検討を行い、プログラムの修正・改善を行う。
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