研究課題/領域番号 |
19H01679
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
村田 育也 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80322866)
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研究分担者 |
阿濱 茂樹 山口大学, 教育学部, 准教授 (00361973)
河野 稔 兵庫大学, 健康科学部, 准教授 (40330500)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 情報モラル / 調査研究 / 授業実践 / 教育方法 / 教材開発 / 情報モラル教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,北九州市教育委員会と連携して,小中学生の情報メディア使用と学力等の関係を調査・分析し,その成果を学校教育と家庭教育に還元するとともに,「考えて学ぶ情報モラル教育」の開発と普及を行う.萌芽研究で作成した小冊子教材に加えて,アンケート調査の分析結果を活用した小冊子教材「データで考えて学ぶ情報モラル」を新たに作成し,これらを用いた「考えて学ぶ情報モラル教育」の授業実践研究を行って「考えて学ぶ情報モラル教育」を開発するとともに,教育現場の教員がそれらを用いて授業を実践するための手引書を作成して,この教育方法の普及を図る.
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研究成果の概要 |
情報モラル教育が抱える問題を解決するために,調査研究と実践研究を通して,情報メディアの問題について哲学対話を用いて考えながら学ぶ「考えて学ぶ情報モラル教育」を開発した.調査研究では,北九州市教育委員会と連携して,小中学生の情報メディア使用と学力等の関係について,本研究で開発したダンバー数尺度と,既存のセルフコントロール尺度を用いたアンケート調査を実施,分析して,情報メディアの問題を探った.実践研究では,小学校で哲学対話を用いて,情報メディアの問題と「自分とは何だろう」を考える授業を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの情報モラル教育は,学習指導要領に記された「考え方と態度」に結びつけることが難しく,道徳教育と同じように「人の問題」として扱ってしまうことが多かった.本研究は,これらの改善のためにメディア論やダンバー数などの先行研究の知見を取り入れ,北九州市教育委員会と連携して実施した調査研究に基づいて,子どもの情報メディア使用の問題を明らかにするとともに,これらの問題について哲学的に思考する「考えて学ぶ情報モラル教育」を開発して実践し,情報社会において自律的に行動するための「考え方と態度」の育成を目指したことに大きな意義がある.
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