研究課題/領域番号 |
19H01687
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
吉永 契一郎 金沢大学, GS教育系, 教授 (70313492)
|
研究分担者 |
細川 敏幸 北海道大学, 高等教育推進機構, 名誉教授 (00157025)
鈴木 久男 北海道大学, 理学研究院, 教授 (20192619)
斉藤 準 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90757668)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | PBL / イノベーション / STEAM / デザイン思考 / 音楽 / エンゲージメント / 創造性 / 職業教育 / イノベーション教育 / 社会実践 / カリキュラム / アントレプレナーシップ / STEAM教育 / キャリア教育 / インターンシップ / コーチング / 生涯学習 / デザイン / 分野融合 / プロジェクト / 大学教育 / プロジェクト学習 / グループワーク / アクティブ・ラーニング / スタンフォード大学 / ファシリテーション / ワークショップ / 知識基盤社会 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、知識基盤社会を迎えた今日、海外の先進事例を調査することによって、日本の大学において、イノベーション教育を実施するための基礎資料とするものである。その柱は三つあり、それらは、大学教育におけるプロジェクト型学習(PBL)の類型化、ユーザー視点・社会的視点から工学、ビジネス、デザインを融合する手法、そして、知識伝授の教授法から転換したグループ学習・コーチングの手法開発である。
|
研究成果の概要 |
スタンフォード大学d.schoolにおける研修に参加し、デザイン思考を学んだ。その上で、最先端のPBL教育を行うデンマーク・オールボー大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)、シンガポール・デザイン・工科大学(SUTD)を調査した。さらに、ウィーン職業工業大学を訪問し、実務家教員、インターンシップ、職業人の再教育、研究活動について調査した。STEAM教育を調査するために、ウィーン国立音楽大学(mdw)、マンハッタン音楽院(MSM)、コロンビア大学・ティーチャーズ・カレッジ(TC)を訪問した。ここでは、演奏を通じて、創造性・美意識・主体性が育成されている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PBL教育の最新事例を通じて、大学教育が、知識伝授からイノベーション人材育成への転換を、いかにして図るかということについて、方向性が示された。特に、大学は、これまで、学問的な研究と職業的な訓練を区別してきたが、今後は、両者の融合が必然的である。それは、実務家教員、インターンシップによる現場の経験、労働者の再教育を含む生涯学習において、顕著である。また、STEAM教育には、優れた事例が見いだせなかったが、芸術による感性や美意識の発達については、理解が進んでおり、今後とも、イノベーションとの関係で、芸術の果たす役割は大きいと考えられる。
|