研究課題/領域番号 |
19H01695
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
片桐 正敏 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00549503)
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研究分担者 |
鳴海 拓志 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (70614353)
池田 千紗 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90580051)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | 発達性協調運動障害 / 自閉症スペクトラム障害 / 知能 / ギフテッド / バーチャルリアリティ / 高い知能 / 発達障害特性 / 感覚処理特異性 / VR / クロスモーダル / 運動能力 / バーチャルリアリティ(VR) / 感覚処理 / 発達障害 / 運動支援 / VR(バーチャルリアリティ) / 感覚特異性 / 不器用 / 粗大運動 / 微細運動 / 仮想空間 / 協調運動 / 感覚処理特性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,運動や感覚処理の特異性を示す人がしばしば抱えている,社会性の問題や情動制御の困難さ,実生活場面での困り感について,認知特性や感覚特性の特徴を実験的手法および調査研究で明らかにし,困難さの背景が何であるのかを検討し,得られた知見から対処可能な支援法の開発を目指す。支援法の一つとして,バーチャルリアリティ(VR)を用いた新たな支援法について提案することで,効果的な介入方法を繋げる。
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研究成果の概要 |
運動能力を検討した調査研究では,微細運動の苦手さは小学校において学業成績と密接に関係があり,粗大運動の苦手さは友人関係問題と密接な関係があった。高い知能を示すギフテッドの調査研究では,高知能の子どもは発達障害の特性を示すものが多いほか,感覚処理特異性を示す子どもが有意に多く,向社会的行動には有意な差が認められなかった。VRを用いた研究では,仮想現実を用いたクロスモーダル研究を行い,アバターの動きを予測できる場合には,自分の主体性感覚を著しく過大評価した。この研究は,仮想現実を利用したトレーニングやユーザーが仮想の身体を共有する共同遠隔操作の分野,教育的な応用などに広がる研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として,就学前の子どもにおける運動の困難さは,後に小学校を通じて友人関係問題,情緒の問題の悪化,行為の問題として現れるだけでなく,小学校以降の学力低下として現れるリスクがあることから,幼児期からの運動の評価および適切な介入が重要である。知的能力の高い人たちは,多くの発達障害特性をもっていることが示された一方で,向社会性は低くなかったことから,意識的に社会適応を行っている可能性がある。VRを用いた新たな支援法については,一定の訓練の効果が認められたことから,運動能力の問題を抱える子どもたちへの具体的かつ効果的な介入方法を繋げる可能性を示唆することができた。
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