研究課題/領域番号 |
19H01706
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
上野 佳奈子 明治大学, 理工学部, 専任教授 (10313107)
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研究分担者 |
高橋 秀俊 高知大学, 医学部, 特任教授 (40423222)
川井 敬二 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (90284744)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 学習環境整備 / 音環境調整 / 発達障害 / 特別支援教育 / 合理的配慮 / 感覚特性 / 音環境 / 教室環境整備 / 環境調整 / 特別新教育 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害のある児童生徒を対象とする特別支援教育の場には、障害に特有の感覚特性に配慮した適切な教室環境が求められる。本研究課題では、特別支援教育を行う教室環境の改善を目指し、建築環境工学の視座に立ち、障害をもつ児童・生徒の感覚特性を踏まえた音環境整備の方法を提示することを目的とする。研究は特別支援学校・学級の協力を得て実施し、教室環境の課題を整理するとともに、音環境改善手法の有効性について実地で検証する。また、聴覚情報処理特性を診断するシステムを構築し、適切な環境改善手法を導入するためのガイドを示す。子どもから成人まで、広く感覚の問題を有する者に対する医療・教育・福祉領域での応用を目指す。
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研究成果の概要 |
発達障害のある児童生徒の学習の場には、障害に特有の感覚特性に配慮した適切な室内環境整備が求められる。なかでも教室の音環境は、音声情報伝達を支えるとともに、情緒の落ち着きを確保するために重要な要素である。そこで本研究では、特別支援学校、放課後等デイサービス事業所、学童保育施設において室内音環境の課題を調べ、吸音材料を用いた音環境改善手法を実験的に導入して効果を検証した。得られた結果から、既存施設においても導入しやすい音環境調整のための補助具について、活用事例集を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害のある児童生徒にとって、教室内の様々な音の混在や騒がしさが集中を妨げたり疲労を引き起こしたりする阻害要因であることは、医学研究や当事者研究によってこれまでにも示唆されていたが、建築環境工学の立場で環境に対する要請や改善手法を提示する研究は行われていなかった。本研究は、医学及び教育学と建築環境工学との分野横断的な学術研究と位置付けられ、教育現場、当事者やその支援者と連携した実践研究によって、現実的な音環境改善の可能性を示した点で大きな意義が認められる。また、音以外の環境面の配慮、学習環境以外の公共施設・娯楽施設等への普及にもつながる取組みとしても、社会的意義は大きいと考えられる。
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