研究課題/領域番号 |
19H01708
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30359559)
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研究分担者 |
益子 典文 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10219321)
土田 雄一 千葉大学, 教育学部, 教授 (10400805)
寺嶋 浩介 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 准教授 (30367932)
川上 綾子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (50291498)
霜川 正幸 山口大学, 教育学部, 教授 (80437615)
植田 和也 香川大学, 教育学部, 教授 (90363176)
長谷川 哲也 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (90631854)
生田 孝至 岐阜女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20018823)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 教師教育者 / 理論と実践の往還 / 資質・能力 / 質保証 / 教職大学院 / アンケート調査 / 教育実践研究 / 教員養成・採用・研修の一体改革 / 教員養成・教員採用・教員研修の一体改革 / 指導主事 |
研究開始時の研究の概要 |
教員養成・採用・研修の一体改革や教職大学院の拡大に伴い、教師教育の枠組みが大きく変わり、学校教育を担う力量ある教師を育てる「教師教育者」をいかに育成し、質を保証するかが喫緊の課題となっている。本研究では、理論と実践を往還・融合する教師教育者を規定する概念の整理および能力の解明、教師教育者の能力を認定するための質保証制度の構築を研究目的とし、1)教師教育者の概念整理とその構造化、2)教師教育者(大学教員、指導主事、メンター等)を対象とした教師発達観に関する調査、3)理論と実践を往還・融合する教師教育者の核となる資質・能力・信念の解明、4)教師教育者の質保証のための制度設計に取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究では、教員養成を担う教師教育者に焦点を当て、教師教育者の概念を整理するとともに、教師教育者自身が教師教育者にどのような資質や能力、経験が必要と考えているのか等について調査し、教職経験を有する研究者教員,教職経験のない研究者教員,そして実務家教員の認識を比較検討した。また、教職大学院において実践研究指導に携わっている教師教育者や、教員養成と現職教育の両方の指導に携わってきた実務家教員を対象としてインタビュー調査を行うことを通して、教育実践研究の指導を行う上での留意点や、教師教育者としての変容プロセス、その要因を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
諸外国と日本に共通して、教師教育者の役割や行動に関する研究が進められているものの、日本では諸外国の知見の紹介に留まり、日本の教師教育者に求められる役割や行動の解明には至っていなかった。このような中、本研究が教師教育者の役割や行動に対する教師教育者自身の認識を調査し、その認識の差異を分析したことは、今後の教師教育研究を進めていく上での基盤となる。また、多様な背景を持つ教師教育者が属する大学において、教師教育者としての力量形成や協働の在り方を検討する際の基礎的知見として位置づけられると考える。
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