研究課題/領域番号 |
19H01710
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
江木 啓訓 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (30422504)
|
研究分担者 |
椿本 弥生 東京大学, 教養学部, 特任准教授 (40508397)
尾澤 重知 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (50386661)
岩崎 千晶 関西大学, 教育推進部, 准教授 (80554138)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
|
キーワード | 教育学習支援システム / 教育補助者 / ウェアラブル / ルーブリック / 行動変容 |
研究開始時の研究の概要 |
アクティブラーニングのような学習者の主体的・能動的な活動を深化させるには,TA, LA, メンターなどの教育補助者の協力が不可欠である.教育補助者の活躍に資するために,以下の三点に取り組む.(1)教育補助者の行動を記録して熟達をはかるウェアラブルシステムを開発する.(2)教育補助者の行動と熟達に関する教員・学生・教育補助者自身の意識を調査し,ルーブリックと成長モデルを構築する.(3)複数の機関において行動記録システムの組織的な運用を行い,教育補助者の熟達をルーブリックおよび成長モデルと照合する.開発した行動記録システムの有用性と,教育補助者の振り返りと行動変容を促すことができたかを検証する.
|
研究成果の概要 |
教育補助者の行動を記録して熟達をはかるウェアラブルシステムを構成するために,センシングや入力のデバイスを選定し,身体状態の推定,自己評価の記録,学習支援行動の教室マップへの可視化などの機能を開発した.対面授業での実践を通じて,これらの機能の有効性を評価した.教員および教育補助者の意識調査とインタビューに基づいてルーブリックを開発し,成長モデルを示した.熟達の評価に関して,研究チーム内で分析を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育補助者の学習支援行動に着目し,ウェアラブルデバイスを用いた行動推定や情報システムによる可視化を実現するだけでなく,センシングした学習支援行動の解釈と熟達の評価と結びつけるというアプローチを行っている.対人コミュニケーションの実践的場面における行動原理の解明だけでなく,学習者の孤立・孤独を防ぐために対人コミュニケーションを通じた援助を促進する手法に応用していくことが可能であると考えられる.
|