研究課題/領域番号 |
19H01735
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
谷田 親彦 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20374811)
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研究分担者 |
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60344743)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80314615)
村松 浩幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (80378281)
川路 智治 茨城大学, 教育学部, 助教 (90909201)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | エンジニアリング教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,日本の普通教育における工学(エンジニアリング)の概念を確立する理論的研究と,概念に立脚した教育方法を提案・開発する実践的研究を行う。理論的研究では,欧米の文献調査,現地調査などから,学問や専門職として捉えられる傾向のある日本のエンジニアリングを,普通教育に適した概念として再定義する。実践的研究では,中学校技術科,小学校各教科等において,製品やシステムを創造するツールを用いたカリキュラムを開発・実践する。これらの研究を通して,日本の普通教育におけるエンジニアリングの概念と教育方法の規範を構築することを試みる。
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研究成果の概要 |
本研究課題の成果は主に3つある。まず,イングランド地域にあるAQA試験局が発行したテクニカル・アウォード資格STEMのシラバスを分析・検討した。次に,米国ボストン科学博物館:National Center for Technological Literacyが推進する,エンジニアリング教育プロジェクト並びに初等教育カリキュラムであるEngineering is Elementaryの単元構成や内容について分析した。さらにこれらの知見に基づいて,中学校技術科「D情報の技術」における教材としてコーヒーメーカーモデルを開発するとともに,授業実践を通して教材の効果を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,イングランドのSTEM教育や米国初等教育におけるエンジニアリング教育のカリキュラムなどを分析することを通して,学校教育におけるエンジニアリングの取扱いや概念について検討した。このことから,概念が曖昧であり多様な解釈がされるエンジニアリングを日本の学校教育で検討する際の示唆を得ることができたと考える。また,エンジニアリングの概念の解釈を踏まえて,中学校技術科「D情報の技術」においてプログラミングの基礎的な知識・技能を学習するための教材を開発・実践し,実践的な知見を示すことができたと考える。
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