研究課題/領域番号 |
19H01742
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
吉岡 亮衛 国立教育政策研究所, その他部局等, 客員研究員 (40200951)
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研究分担者 |
Kaiser Stefan 筑波大学, 人文社会系(名誉教授), 名誉教授 (20260466)
寺田 光宏 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (40514641)
遠藤 優介 筑波大学, 人間系, 助教 (80759051)
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 教授 (90209057)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 人格形成 / 日独比較 / MINT教育 / 学校教育 / 全人教育 / MINT教科 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国の場合には学習指導要領に基づいて行われる学校教育は、全体として人格の完成をなし遂げることができているのかどうか、また、それに対して理系教科が果たす寄与の多寡を日独比較の形で明らかにすることを本研究の目的とし、①人格の個々の特徴(要素)の完成度を測る尺度と調査法を開発、②小・中・高3つの学校段階で調査を実施、③それぞれの学校段階で学校教育によって達成される人格の全体図を描き出す、④各教科やその他の活動が人格の形成にどのように寄与するのか明らかにする、⑤MINT教科の果たす役割について明かにする、の5点について、ドイツの研究者と共同して日独比較の形で研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究により、学校教育の中の国語、社会、数学、理科、外国語(英語)、保健体育の6教科について、各教科が全人教育に果たす貢献度を分析することができた。その結果、ひとつひとつの教科では全人教育を全うできないことが分かった。一方、6つの教科の貢献を総合することにより全人教育に近づけることが分かった。しかし、それでもまだ、全人教育を達成しているとは断言できなかった。今後は、本研究で分析が行えていない教科や道徳、特別活動等の学校教育についての貢献を調査分析し、それらの情報を加えた学校教育全体としての全人教育への貢献を明らかにする必要があると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校教育の目標は全人教育にあるが、全人教育の面から学校教育を研究するアプローチはこれまでにはなかった。本研究は、各教科が全人教育のどの面にどの程度貢献するかについて質問調査によるデータの分析から明らかにすることを試みた研究であり、先駆的な研究と言える。
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