研究課題/領域番号 |
19H01770
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 筑波学院大学 (2021-2022) 東京大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
横澤 一彦 筑波学院大学, 経営情報学部, 教授 (20311649)
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研究分担者 |
伊藤 浩介 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (30345516)
浅野 倫子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40553607)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 共感覚 / 色字共感覚 / 色聴共感覚 / 絶対音感 / 序数擬人化 / 感覚間協応 / 認知心理学 / 統合的認知 |
研究開始時の研究の概要 |
共感覚に関する認知心理学的研究の深化と展開に取り組む。色字共感覚について、色に付随する質感についても調べ、超長期にわたる縦断的研究にも取り組み、共感覚研究を深化させる。さらに、色字共感覚に加えて色聴共感覚の研究も展開するとともに、非共感覚者における感覚間協応や絶対音感についても調べ、共感覚との関係を明らかにする。共感覚的認知におけるこれらの取り組みによって、共感覚全般のメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
色字共感覚を中心にこれまでに蓄積した共感覚に関する認知心理学的研究の深化と展開に取り組んだ。これまでの研究の蓄積に基づいて色字共感覚の研究を深化させると共に、異種の共感覚間での性質の比較検討や、共感覚と非共感覚者の感覚間協応などとの比較検討にも研究を展開させ、共感覚の核心に迫ることができた。具体的には、色字共感覚の長期安定性の研究に取り組み、5~8年の期間を挟んだ色字対応づけの安定性から、親密度が低い文字は短期的にも長期的にも共感覚色が安定しにくいことが示すことができたことなど様々な研究成果が得られ、それらを国内外の学会で発表すると共に、主要な学術論文誌に学術論文として掲載させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの共感覚研究の多くが、色字共感覚に限られていたが、色聴共感覚や序数擬人化共感覚など、別の共感覚研究に展開できたことは、学術的意義は大きい。また、研究成果に基づき、「共感覚 統合の多様性」(勁草書房)と題する、共感覚および感覚間協応についての学術書や、一般向けの図書として「ドレミファソラシは虹の七色?」(光文社)と題する書籍を出版したほか、サイエンスカフェなどのアウトリーチ活動を通じて、研究成果を広く社会に還元することができたので、共感覚に関する社会的偏見を軽減する契機になった社会的意義は少なくないと思われる。
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