研究課題/領域番号 |
19H02099
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小野里 雅彦 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (80177279)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | がれき / 地震 / 仮想 / シミュレーション / レスキューロボット / サイバーフィールド / 倒壊家屋 / 仮想世界 / 倒壊過程 / 津波 / テストフィールド / 仮想がれき / 物理エンジン / 木造家屋モデル / ユーザインタフェース / 性能評価 / 操作訓練 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では地震災害等での倒壊家屋による「がれき」に関するサイバーフィールド環境を構築し,レスキューロボット等の機器開発や操作訓練の支援を行う.がれきのサイバーフィールド環境の構築に関して,がれきの仮想フィールドの機能拡張,模擬がれき実フィールドの仮想化,模擬がれき仮想フィールドでの計画に基づく実フィールドでの実施,サイバーフィールド環境における総合的な計画・評価・訓練のコンセプト提示を行い,その有効性と実用化の課題を示す.
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研究成果の概要 |
本研究では,仮想空間内に,地震動などで倒壊した家屋が並ぶサイバーがれきフィールドを構築した.家屋には木造平屋から,総二階,テラスハウス,2階建てアパート(文化住宅)など,多様な構造を持つものを用意している.これを用いてがれき内の複雑な空間構造理解,レスキュー機器の操作性確認,余震等による倒壊進行の危険などをユーザに提示できる.また,津波による家屋の破壊・移送・堆積のプロセスを仮想空間内で模擬することを行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的価値は,これまで真理を探求する自然科学と,価値の増大を志向する工学のいずれからも研究対象とはみなされてこなかった「がれき」を,研究することの必要性と,サイバーフィールドによる研究方法論を提示したことにある.また,社会的意義は,普段の生活の中では目にすることのない「がれき」というものを,仮想のがれきとVR等のユーザインタフェースにより体験できることにある.
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