研究課題/領域番号 |
19H02193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
雨宮 智宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (80551275)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | メタマテリアル / 光学迷彩 / 応用光学 / 光デバイス |
研究開始時の研究の概要 |
A) 可視域(400 THz 以上)の光学迷彩の実現 メタマテリアルフィルムの設計・作製,その光学定数の評価および作製したフィルムを迷彩対象物に巻き付け,紫外可視分光イメージングを行う B) 広帯域で動作する光学迷彩の実現 広帯域用の多層メタマテリアルフィルムの設計・作製,その光学定数の評価および作製したフィルムを迷彩対象物に巻き付け,紫外可視分光イメージングを行う C) 様々な形状の迷彩対象物に対する,赤外光学迷彩の実現 各種多角形に対応したメタマテリアルフィルムの設計を行う
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研究成果の概要 |
本研究では、高周波において透磁率の値を精密に制御可能なメタマテリアル構造を提案し、それを実際に有機薄膜フィルムに内包した。開発したフィルムを用いることで,予めフィルム内に特定の誘電率と透磁率分布を持つようにメタマテリアルを内包させておき,それを「対象物に巻き付ける」ことで可視域において光学迷彩を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光学迷彩を実現するためには,迷彩対象物周囲に特定の誘電率と透磁率を持つメタマテリアルを設計どおりに配置することが要求される。そのため,近赤外・可視域のような高周波帯で動作するメタマテリアルを用いて光学迷彩の実現を目指す場合,ナノスケールの金属構造体の簡易な3次元実装が必要不可欠となる。 本研究により開発された手法は,従来問題となっていた複雑な三次元構造の作製技術を省略することができる上,対象波長に比べて比較的大きい領域を透明化できる点で、他手法に比べて大きな優位性を有する。
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