研究課題/領域番号 |
19H02231
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桑野 玲子 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80312974)
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研究分担者 |
大坪 正英 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (80804103)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 空洞 / 内部侵食 / 水みち / 陥没 / 地盤陥没 |
研究開始時の研究の概要 |
地中空洞の生成・拡大メカニズムを解明し、生成要因や成長速度など個々の空洞特性に応じた合理的探査方法を提案するとともに、空洞の陥没危険度を定量的に評価することにより、適切な対策を提案することを目的とする。内部侵食や空洞形成・進展現象を要素試験、模型実験、数値解析、現場調査等で体系的に解明する他、得られた知見をとりまとめて都市の陥没ポテンシャルマップを開発し、空洞に適した補修方法を提案するなど実務的にも有用性の高い成果を目指す。
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研究成果の概要 |
地盤陥没現象は、陥没直前になるまで地表から前兆を捉えるのが困難なため、確実に防止するには陥没の起因となる地中空洞を見つけて適切に対策しなくてはならない。しかしながら、空洞探知、対策の両面において知見の蓄積が不十分なため、道路管理の実務では対症療法的な対策に追われているのが現状である。 そこで本研究では、要素試験や室内模型実験により内部侵食を受けた土の力学挙動や地中空洞の生成・拡大メカニズムを解明すると共に、人工空洞を設置した実物大試験道路を構築し、空洞の陥没危険度の定量的評価方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
陥没防止のためには、浅層部空洞に対しては地中レーダ探査によって探知することが可能であるものの、多数空洞が見つかる現状において対策の優先度を決めるために陥没危険度の評価が喫緊の課題であった。深層部空洞に関しては、地盤内部の侵食に伴う空洞生成・進展と陥没、および地下の水みち形成の過程と径路の把握について、これまで系統的な学術研究の事例が少なく知見の蓄積が進んでいない。本研究で、空洞の生成・拡大メカニズムを調べし深層部から浅層部に至る過程、および地表陥没に至る条件を明らかにした。
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