研究課題/領域番号 |
19H02264
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
石倉 智樹 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (30356050)
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研究分担者 |
小池 淳司 神戸大学, 工学研究科, 教授 (60262747)
山崎 雅人 名古屋大学, 減災連携研究センター, 特任准教授 (60628981)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | SCGEモデル / 経済集積の外部性 / 詳細な地域単位 / 災害 / ストック効果 / 都市交通 / 災害時リダンダンシー効果 / 経済集積の外部生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,社会資本整備政策の効果および空間波及を包括的に評価する方法論として開発・適用が進んでいる空間的応用一般均衡(SCGE)モデルに関して,現代の社会背景に適切に対して適切な方法論が未整備の部分を開拓し,方法論の深化を目指すものである.具体的には,標準的なSCGEモデルでは整理が進んでいない“経済集積の外部性”,“詳細な地域単位への分割”,“都市交通の適切な取扱”,“災害時リダンダンシー効果の適切な評価枠組み”の各キーワードに対応したモデリング技法を拡張し,これらを統合した手法論を確立する.
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研究成果の概要 |
本研究は,社会資本整備政策の効果および空間波及を包括的に評価する方法論として開発・適用が進んでいる空間的応用一般均衡(SCGE)モデルに関して,現代の社会背景に対して方法論が未整備の部分を深化させた.具体的には,標準的SCGEモデルでは整理が進んでいない「経済集積の外部性」,「詳細な地域単位への分割」を,適切に扱う手法論を確立した.さらに,実際の交通整備プロジェクトへ適用し,本手法の有用性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
交通政策分析に適用した研究実績が国内外を通じて蓄積しているにも関わらず,輸送・交通を表現する技法が統一的な方法論として確立されておらず,世界的にも様々な技術が乱立している状況にある.特に近年の経済地理学理論発展に伴い重要性が指摘されている,経済集積による外部性(経済集積の進展がさらに集積を誘発させる効果)が十分に考慮されていないこと,都市圏における政策評価では,市町村レベルのような詳細な地域分割単位での分析が求められるが,ほとんどの既存手法ではより大きな地域単位しか扱えていないことが,主な課題である.本研究成果によって,これらの課題を解決する方法論が確立された.
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