研究課題/領域番号 |
19H02304
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
近本 智行 立命館大学, 理工学部, 教授 (60388113)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | ヒューマンファクター / 人体生理モデル / 空調システム / 快適性 / 生産性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、人体の快適感・温冷感と生理との時間的・局所的ズレや、発汗の影響、CO2濃度分布の影響を分析する。結果は既存の人体モデルに組み込み、実際に感じる快適感の予測モデルを構築する。建物への実装につながる技術開発として空調負荷の空間分布を予測した上で、パルス気流制御技術の開発をはじめ新たな空調システムの検討とその制御方法の研究を実施する。具体的には以下の2点のテーマで研究を進める。 ①人体周辺環境の非定常・局所分布を考慮した人体生理と快適性、生産性の検証と、多分割人体体温調節モデルへの組み込み、CO2モデルの追加 ②個人差に対応したパルス気流制御を基にした空調システムの検討
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研究成果の概要 |
人体の快適感や温冷感と生理との時間的・局所的ズレや、室内CO2濃度が人に与える影響を分析した。 実際に感じる快適感の予測モデルにつなげるため、特に、室内CO2濃度が血中CO2濃度など人体生理へ影響する過程を測定し、実際の快適感や生産性、眠気などへつながることを分析した。 またパルス気流制御など非定常な気流を利用する新たな空調技術の開発とその制御方法の検討を行い、より効果的な空調方法、その制御方法に関して検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで温熱的快適性に関しては定常状態での統計的な温冷感指標が用いられてきた。しかし実際生じている現象は非定常である。多くの人体体温調節モデルでも、非定常性が強い場合、実際に感じる快適感・温冷感を予測するにはズレが生じ、局所温冷感の予測も容易でない。更に生産性に影響を及ぼすCO2濃度との関係に踏み込んでいない。 本研究では、人体の快適感・温冷感と生理との時間的・局所的ズレや、発汗の影響、CO2濃度分布の影響を分析し、建物への実装につながる技術開発として空調負荷の空間分布を予測した上で、パルス気流制御技術の開発をはじめ新たな空調システムの検討とその制御方法の研究を実施している。
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