研究課題/領域番号 |
19H02310
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野城 智也 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30239743)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | IoT / BIM / 空間情報 / コンテクスト / Common Ground / IoT-Hub |
研究開始時の研究の概要 |
建築空間においてIoT(Internet of Things)を活用するにあたって、センシング・データをもとにコンテクスト(=住まい手・使い手、建築空間、及び空間を規定する人工物の状況)を認識し記述するプロセスが隘路となっている。本研究では、BIM(Building Information Modeling)のデータを活用して、その隘路を克服する手順を考案し、試行を繰り返すことにより、BIMデータを活用したコンテクストの記述方法に関する工学的知見をまとめる。
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研究成果の概要 |
住宅・建築空間でIoTシステムを適切に作動させるためには、その場所やそこにいる人の状況(コンテクスト)をあらわすデータをIoTシステムに入力する必要がある。本研究により、IoTシステムの用途によって、必要とするコンテクストにかかわる情報の内容・粒度が異なることが明らかになったことから、それぞれの用途において必要なコンテクスト情報が整理された。また、BIMデータをどのようなClassificationすれば、こうしたコンテクスト情報が用意できるか知見を得た。加えて、建築空で作動する移動体の制御のためには、BIMデータを変換したメタ空間情報モデルが有効であることが解り、その基本概念を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoT(Internet of Things)が、建築空間内の生活・活動を支えていくためには、a. センサーなどから多様多種なデジタル情報源を集め、b.コンテクスト(=住まい手・プロ使い手、建築空間、及び空間を規定する人工物の状況)を認識してその内容をデジタル・データとして記述し、c. これをIoTシステムに入力し、d.人工物を稼働・制御していく プロセスが切れ目なく進んでいかねばならない。 しかし、b.が隘路になってしまうことが多い。本研究はその隘路を緩和させるために、BIMデータや、メタ空間情報モデルをどのように構成すればよいのかについて知見を得たことにその学術的・社会的意義がある。
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