研究課題/領域番号 |
19H02313
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
大原 一興 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (10194268)
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研究分担者 |
江水 是仁 東海大学, ティーチングクオリフィケーションセンター, 准教授 (40609351)
森田 芳朗 東京工芸大学, 工学部, 教授 (50396769)
鈴木 毅 近畿大学, 建築学部, 教授 (70206499)
清水 郁郎 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (70424918)
藤岡 泰寛 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (80322098)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 居住環境 / 保全継承 / エコミュージアム / 博物館 / コミュニティ・ミュージアム / ミュージアム / コミュニティ / ライブラリ / 空き家活用 / 空き家、空き店舗の活用 |
研究開始時の研究の概要 |
「まち」や「いえ」あるいは広い意味での家族・コミュニティのあり方やその価値を、住民や広く一般の人々に見える化し、ミュージアム化(調査研究、収集保全、展示教育普及)する試みを、ここでは「『いえ』のミュージアム」と呼び、この概念による実例のこれまでの具体的な展開方法とそれによる社会的寄与やその可能性を明らかにすることを目的に、国際的・学際的な討議と、国内外のエコミュージアム等の事例について考察する。
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研究実績の概要 |
1.基礎的な文献資料および事例情報の収集 コロナ禍においても可能な限り継続して多方面の国際的なネットワークから、事例に関する最新情報を収集した。令和3年度は海外渡航はできなかったので、リモートにより開催される会議などの視聴や参加をおこなった。リスボンでの会議などのオンライン参加により、民族の自立を促す民族コミュニティのためのミュージアムの実例報告などが照会されたことにより、いえのミュージアムについてもその視点を加える必要性を感じるなど新たな情報が付加された。 2.海外事例調査については、令和2年度にアジア地域を予定していたが令和3年度には実施できず、令和5年の3月にタイ王国における少数民族の文化を伝承する、農村のエコミュージアム活動の調査が実施できた。現地調査により活動実態を聞き込んだ結果、当該地では、村の中の主要な個人ミュージアム開設以外にも、一部屋を公開する事例や、寺院の収集品によるミュージアムなどが実質的に村のミュージアムの役割を果たすなど、事例を支える周辺環境における動きについての貴重な知見が得られた。 3.国内事例調査 新型コロナウイルスの感染状況の沈静化を待って、可能な範囲での国内事例を実施した。活動しはじめたエコミュージアムや分散型地域図書館の調査も加えて様々な活動の情報収集を再会し進めた。 4.研究会メンバーによる協議 研究メンバーがこれまでの事例等の情報を持ち寄り、討議し、海外調査のための調査計画の準備をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和4年度に繰越したことにより、当初予定していた調査を4年度内に行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度に計画していた調査については実施することができた。今後は、実施できなかった調査、とくに海外調査の不足している部分を補うために、ヨーロッパに赴き実施する。
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