研究課題/領域番号 |
19H02317
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪市立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
嘉名 光市 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (70381978)
|
研究分担者 |
栗山 尚子 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (00362757)
堀 裕典 岡山大学, 環境生命科学学域, 准教授 (00614653)
蕭 耕偉郎 (蕭 コウジ) 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (30796173)
瀬田 史彦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50302790)
阿久井 康平 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 准教授 (90779315)
高木 悠里 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 講師 (20964894)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | 景観 / 景観マネジメント / 都市デザイン / エリアマネジメント / 協議 / レビュー / ガイドライン / 社会実験 / 景観デザイン協議 / 文化的景観 / 公共空間 / 海外事例調査 / 公共空間活用 / デザインレビュー / デザインガイドライン / アンケート調査 / 景観マネジメント活動 / 北米 / 欧州 / 台湾 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、地域の良好な景観形成に資する主体および活動として、エリアマネジメント団体による景観マネジメント活動に着目して国内外調査を実施する。東京・横浜・大阪などの先進事例調査を踏まえ、全国アンケート調査を設計・実施し、全国における団体の活動実態を解明する。更に、海外事例調査として北米、ドイツ、フランスや台湾などを対象に団体調査・行政調査から、効果実証調査のための枠組みを得る。 また、全国アンケート調査の結果から各類型の代表事例を抽出して、団体調査と行政調査を進めると共に、効果実証調査として来街者アンケート調査、観察追跡調査などから景観マネジメントによる景観向上や賑わい効果を検証する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、エリアマネジメント団体などによる景観マネジメント活動に着目して国内外調査を実施した。東京・大阪な どの先進事例調査を踏まえ、全国アンケート調査により団体の活動実態を解明し、多くのユニークな取り組みを把握した。海外事例調査としてシアトル市、ハンブルク市、台北市等を対象に調査を行い多様な取り組みや制度の知見を得た。国内事例調査では、アンケート結果から各類型の代表事例を抽出して、団体調査と行政調査を進めると共に、効果実証調査(観察追跡、ヒアリング)などから景観マネジメントによる景観向上や賑わい効果を検証し、今後の効果的な景観マネジメントのための知見を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
景観マネジメントとして、景観コントロール対象の拡大、創造的な景観協議の仕組み、景観による地域価値向上の取り組みなど多様なアプローチが確認できた。各地のエリアマネジメント団体等による多様な景観マネジメント活動の実態把握ができたことは大きな成果となった。ガイドライン等を定めた運用、行政との連携による実践、ベンチ・椅子といった仮設物も含めた誘導など、多様な展開を確認した。また、海外事例においても先進的取り組みなどを把握した。以上より、景観形成に資する新たな手法としての景観マネジメント活動の有効性、並びにその担い手としてのエリアマネジメント 団体の役割とその可能性を適切に評価して解明することができた。
|