研究課題/領域番号 |
19H02385
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
孫 光鎬 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (80756677)
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研究分担者 |
桐本 哲郎 電気通信大学, 産学官連携センター, 特任教授 (10364142)
松井 岳巳 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (50404934)
石橋 孝一郎 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (50614038)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 非接触型生体センシング / バイタルサイン / 生体信号処理 / 判別アルゴリズム / 生体信号の質評価 / 感染症流行可視化 / 生体センサデバイス / 非接触生体計測 / IoT / 新興・再興感染症 / バイタルサイン計測 / センサフュージョン |
研究開始時の研究の概要 |
新興・再興感染症が世界的に流行を繰り返す中,水際対策の要となる空港や港で感染症罹患者を迅速に検出し,流行を最小限に抑えることが求められる.本研究では,複数の生体センサを機能的な融合により安定的かつ高精度にバイタルサインを完全に非接触で同時計測し,短時間で感染症罹患者を検出する新型感染症検疫システムの実用化を目的としている.本研究は,感染症に伴うバイタルサインの変化を短時間かつ非接触で計測し,より高精度で感染症罹患者の検出が可能になることである.当該システムの社会実装は世界的パンデミックの抑制に期待される.
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研究成果の概要 |
光学センサと電波センサの機能的な融合により安定的かつ高精度に呼吸数,心拍数,体温,血中酸素飽和度の複数のバイタルサインを完全に非接触で同時計測し,短時間で感染症罹患者を検出する新型感染症検疫システムの実用化を目的としている.本研究では,①感染症検疫システムのハードウェア構成,②複数のバイタルサイン計測による感染症罹患者の検出のためのデジタル信号処理,③感染症判別アルゴリズム,④複数感染症を対象とした実地評価の4点についての基礎的検討を通じて,当該システムの感染症罹患患者のスクリーニング検査における優位性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,非接触型生体センシング技術とその医療応用が国内外で注目を集めている.その中で,現在,空港等における感染症検疫システムとしては正確性の面で不十分ながら赤外線サーモカメラ止まりである.ウィルス感染から始まり,免疫反応,ウィルス攻撃のための体温上昇,心拍・呼吸の上昇,血中酸素飽和度の低下という発病過程の中で非接触でセンシングするための方法を検討した.感染症に伴うバイタルサインの変化を短時間かつ非接触で計測し,より高精度で感染症罹患者の検出が可能になることである.当該システムの社会実装は世界的パンデミックの抑制に寄与が期待できる.
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