研究課題/領域番号 |
19H02567
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28040:ナノバイオサイエンス関連
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研究機関 | 九州大学 (2020-2022) 国立研究開発法人理化学研究所 (2019) |
研究代表者 |
川井 隆之 九州大学, 理学研究院, 准教授 (60738962)
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研究分担者 |
谷口 雄一 京都大学, 高等研究院, 教授 (90556276)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | キャピラリー電気泳動 / 一分子顕微鏡 / 糖鎖 / タンパク質 / ナノスケール電気泳動 / 一分子検出 / 電気泳動 / 一分子 / グライコーム / プロテオーム / グライコミクス / 一分子解析 / 一分子観察 / 微小流体デバイス |
研究開始時の研究の概要 |
ナノスケール電気泳動と蛍光一分子顕微鏡を組み合わせ,各構造の糖鎖分子を電気泳動によって分離した後,さらに一分子ずつ見分けてその数を計測する「一分子グライコーム解析法」を世界で初めて実現する。がん幹細胞やエクソソームなどを対象に一分子グライコーム解析を実践することで,生体内超微小領域における糖鎖研究を推進し,最終的に「一分子オミックス解析」という新たな研究領域を開拓することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究ではマイクロ・ナノスケール電気泳動と蛍光一分子顕微鏡を組み合わせ,各構造の糖鎖を一分子ずつ見分けてその数を計測する「一分子グライコーム解析法」を実現することを目標に研究を行った。糖鎖やタンパク質等の生体分子を対象に電気泳動分析を行ってその挙動をリアルタイムに動画として記録できる系を開発した。分子毎の電気泳動挙動をリアルタイムでモニタリングし,各分子のみかけの電気泳動速度を計測することで,分子の種類や状態を推定できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,従来の化学分析法の感度限界がzmol (1000分子レベル) からymol (1分子レベル) まで大幅に向上し,これまで不可能だった一細胞小器官・エクソソームなどからのグライコーム解析を実現できると期待される。また本技術は糖鎖に限らず,タンパク質や核酸など蛍光標識可能なあらゆる物質に拡張可能であり,本研究が一分子計測が標準化する時代の幕開けを導く第一歩になると期待される。
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