研究課題/領域番号 |
19H02627
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村手 宏輔 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (50824645)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | テラヘルツ波 / シングルピクセルイメージング / 圧縮センシング / パラメトリック発生 / 非破壊検査 / パラメトリック光源 / 非線形光学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では高出力波長可変テラヘルツ波光源である光注入型テラヘルツ波パラメトリック発生器(is-TPG)の多波長発生化により高精度リアルタイム測定を可能とし、その上で単一画素の検出器でもイメージングが可能なシングルピクセルイメージングと呼ばれる技術と組み合わせることで、分厚い遮蔽物越しの禁止薬物検査の本格的な実用化を目指す。
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研究成果の概要 |
テラヘルツ波は遮蔽物を透過して内部の試薬類を同定できる特長があるが、同帯域で動作するカメラがなく、イメージングには長い測定時間を必要としていた。そこで本研究では、光注入型テラヘルツ波パラメトリック発生器(is-TPG)と呼ばれる独自の高出力光源と、シングルピクセルイメージングと呼ばれる手法を組み合わせることで、高速かつ高ダイナミックレンジなテラヘルツイメージングを実現した。遮蔽物に隠蔽された試薬の空間分布も高速に可視化でき、様々な分野への応用展開が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テラヘルツ波に期待される応用として、遮蔽物内部の禁止薬物の検出や、薬局での処方薬の間違い検出などが挙げられる。それらの実現には、高速かつ遮蔽物を透過した微弱信号でも測定できる高いダイナミックレンジを有するイメージング手法が必要である。本研究の成果は、まさにそれらの課題を解決しうる実用的なテラヘルツ波イメージングシステムであり、テラヘルツ波を用いた安心安全社会の実現に重要なシステムと考えている。
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