研究課題/領域番号 |
19H02708
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂本 昌巳 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (00178576)
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研究分担者 |
吉田 泰志 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (10773963)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 不斉合成 / 有機結晶 / 動的優先晶出 / 絶対不斉合成 / 不斉発現 / 不斉増幅 / ラセミ化反応 / 生命の起源 / キラリティー / 動的結晶化 / コングロメレート / キラリ渦光 / 不斉発現と増幅 / キラル光 / キラル渦光 / キラル結晶 / キラル渦 |
研究開始時の研究の概要 |
有機結晶の特性を利用した新しい光学活性化合物の創出方法の開発を目的とする研究である。プロキラルな前駆体からのキラルな生成物を生じる反応と可逆反応等によるラセミ化を伴う動的エナンチオ選択的結晶化による不斉増幅の融合により実現できる。本手法により付加価値の高い物質群を簡便に創成でき,原始地球における僅かな不斉の偏りの発現から自然界の高度なホモキラリティーにまで進化した不斉増幅機構を解明する重要な成果が得られる学術的な研究でもある。
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研究成果の概要 |
プロキラルな基質を溶液中で反応させるだけで,高い光学純度の光学活性化合物が得られてくる現象を見出した。この不斉発現増幅現象は,アキラルな化合物の反応によりキラルな生成物が生じることと,さらに生成した不斉中心のラセミ化と優先晶出(動的優先晶出)が同時に系内で起こることで達成できることを解明した。この手法の適用範囲を拡張し,アミノ酸や医薬品中間体となる複素環化合物の絶対不斉合成を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界の医薬品市場では,抗がん剤や免疫抑制剤などの光学活性医薬品の需要が急増しており,光学活性体を簡便に効率良く得ることができる手法の開発が熱望されている。本研究では,有機結晶の特性を活かした新しい光学活性化合物の創出方法の開発を目的として独創的な研究を行った。本研究による不斉発現と増幅の手法は,有機化学者だけでなく国内外の多くの科学者に大きなインパクトを与える独創的な手法であり,不斉有機合成分野のブレークスルーとなる。さらに本研究により開発された新しい絶対合成の手法は,自然界の高度なホモキラリティー発現にも関連し,学術的に大きな意義を有している。
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