研究課題/領域番号 |
19H02715
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤田 健一 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80293843)
|
研究分担者 |
榊 茂好 京都大学, 実験と理論計算科学のインタープレイによる触媒・電池の元素戦略研究拠点ユニット, 研究員 (20094013)
原 賢二 東京工科大学, 工学部, 教授 (10333593)
新林 卓也 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (90824938)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
|
キーワード | 水素 / 脱水素化 / 触媒 / イリジウム / ルテニウム / グリセロール / 糖類 / 均一系触媒 / 不均一系触媒 / 計算化学 |
研究開始時の研究の概要 |
水素社会構築の観点から、水素は理想的なエネルギー源として注目されており、持続可能な水素製造法の開発が求められている。このとき、再生可能かつ持続的に大量供給可能な原料を用い、省エネルギー条件下での水素製造を実現する必要がある。本研究では、再生可能資源を用いて実用化に耐えるレベルの水素製造法を開発することを目指すとともに、有機ハイドライドを活用する水素貯蔵法の開発にも挑む。
|
研究成果の概要 |
本研究課題では、水素社会の基盤構築に貢献する触媒的化学反応群を開発することを目指し、専門分野を異にする4人の研究者が互いに共同して研究を進めた。その結果、主として以下の成果を得た。1)高付加価値有機生成物と水素を同時製造する新規触媒系の開発に成功した。2)バイオマス資源を活用する新規水素製造触媒系の構築を実現した。3)錯体触媒の固定化による不均一系触媒への展開に取り組み、新しい触媒系の構築に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水素社会の構築は我が国のみならず、全世界的な資源枯渇問題、地球環境問題の解決に取り組む上で避けては通れない大きな課題であり、その中でも「水素製造」に関する研究は、重要性と緊急性の高いものである。したがって、本研究によって得られた成果は、工業界をはじめ社会に与える波及効果が非常に大きいと見込まれる。 さらに本研究では、異分野研究者が共同して新しい触媒開発の手法を創造してきた。このことは、従来の共同研究における枠組みを転換させる契機となり、学術面や科学技術全般に対して大きな影響を及ぼす可能性も期待できる。
|