研究課題/領域番号 |
19H02726
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山口 潤一郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00529026)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 芳香族エステル / 遷移金属触媒 / パラジウム / エステル / 結合活性化 / 芳香族化合物 / パラジウム触媒 / 脱酸素型反応 / エステルダンス / 結合交換反応 / マルチアリールアルカン / ニッケル / 転移反応 / ジアリールメタン / テトラアリールメタン / 逐次カップリング / 脱カルボニル / 交換反応 / 脱酸素型カップリング / メタセシス / 脱カルボニル型反応 |
研究開始時の研究の概要 |
脱カルボニル型カップリング反応においては国内外で10以上のグループが開発を行っているが、今回対象とする主に3つの課題に関しては過去に例のない新奇有用反応開発である。 「結合切断化学」という観点から考えるとエステル切断という1つの反応に絞ることになるが、これまでエステルを様々な求核剤に変えることしかできなかった脱カルボニル型反応において、大きな飛躍のチャンスであり、研究費により研究を加速することで、同反応形式の第一人者を目指したい。
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研究成果の概要 |
本研究は、我々が見出した芳香族化合物の脱カルボニル型カップリング反応の非線形展開を目指した触媒反応開発を行った。具体的には、エステルダンス(転移)反応、脱酸素型反応、 結合交換反応(メタセシス反応)という高難度反応開発に着手し、それらを実現した。各反応の進行には結合を活性化できる触媒が必須であり、いずれもパラジウムもしくはニッケル触媒とdcyptもしくはdcypeという電子豊富で嵩高い二座配位子の利用が効果的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カルボニル基への求核的アシル化置換反応が主であった、芳香族エステルの変換を脱カルボニル型カップリング反応に加えて、さらに3つの新手法を開発し、基礎化学品の多様な有効利用を実現した点で本研究は合成化学的に大変有意義な研究であると考えられる。
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