研究課題/領域番号 |
19H02837
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2021) 東北大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
菊地 晴久 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (90302166)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 天然化合物 / 多様性指向型合成 / 生物活性物質 / 多様性拡大抽出物 / 天然物化学 / 非天然型化合物 / 化合物ライブラリー / 多様性拡大抽出 |
研究開始時の研究の概要 |
天然化合物やその類縁体はその高度な構造多様性によって,低分子創薬において重要な役割を果たしてきた.しかし,近年では新たな化合物の発見が困難となりつつある.本研究では構造多様な天然由来化合物に対して,天然化合物の生合成の過程では取り込まれることの無い化学構造を導入することで,従来法では入手困難な「天然化合物を越える多様性」を有した化合物を生み出すことを目的とする.
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研究成果の概要 |
研究代表者が開発した手法である多様性拡大抽出物を基礎的な技術として活用し,天然資源抽出物に対して,生合成では取り込まれることの無い化学構造を直接反応させることで,天然化合物を越える多様性を有した化合物群の創出をおこなった.特徴的な成分を含む薬用植物を原料として,非天然アミンを用いたインドールアルカロイド型・テルペノイドアルカロイド型化合物群ならびに,医薬品の構造によくみられるビアリール,ビアリールエーテル/アミン型化合物群をそれぞれ取得した.これらの化合物群に対して広範な生物活性スクリーニングを行った結果,免疫チェックポイント分子発現阻害作用・破骨分化抑制作用などを示す生物活性物質を見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題によって得られた成果は,「多様性拡大抽出物」が天然化合物を越える多様性を有した生物活性化合物群を取得するために有用な手法であることを実証したものであり,そのような点で学術的に大いに意義があると言える.一方で,本研究課題によって免疫チェックポイント分子発現阻害作用・破骨細胞分化抑制作用などの生物活性物質が見出され,創薬等への応用可能な分子の創出という点で社会的にも意義のある研究課題であった.
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