研究課題/領域番号 |
19H02842
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
岡田 正弘 神奈川大学, 工学部, 教授 (40377792)
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研究分担者 |
澄本 慎平 神奈川大学, 工学部, 助教 (20852502)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | 翻訳後修飾 / トリプトファン / クオラムセンシング / プレニル化 / 生物活性物質 / フェロモン / ペプチド / イソプレニル化 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、グラム陽性細菌の枯草菌が生産するペプチド型のクオラムセンシングフェロモンから翻訳後修飾によるトリプトファン残基のイソプレニル化を初めて発見した。真核生物ではシステイン残基のイソプレニル化が普遍的に存在する翻訳後修飾であることから、トリプトファン残基のイソプレニル化も広く存在するのではないかと考えた。そこで、様々な細菌からトリプトファン残基がイソプレニル化されたペプチドを発見し、トリプトファン残基のイソプレニル化がタンパク質やペプチドの機能発現を制御する普遍的な翻訳後修飾であることを証明する。さらに、得られた修飾ペプチドをフェロモンとする、翻訳後修飾を介した新規制御機構を発見する。
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研究成果の概要 |
これまでに枯草菌のみにしか確認されていなかった、翻訳後修飾によるトリプトファン残基のプレニル化が、放線菌やシアノバクテリアなどの様々なバクテリアに広く存在する普遍的な翻訳後修飾の様式であることが判明した。さらに、トリプトファン残基ではなくヒスチジン残基のプレニル化酵素をシアノバクテリアから発見した。他の修飾様式を含めたヒスチジン残基の修飾酵素の報告例は全くなく、新規性の非常に高い翻訳後修飾酵素であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに枯草菌のみにしか確認されていなかった、翻訳後修飾によるトリプトファン残基のプレニル化が、放線菌やシアノバクテリアなどの様々なバクテリアに広く存在する普遍的な翻訳後修飾の様式であることが判明した。さらに、トリプトファン残基ではなくヒスチジン残基のプレニル化酵素をシアノバクテリアから発見した。他の修飾様式を含めたヒスチジン残基の修飾酵素の報告例は全くなく、新規性の非常に高い翻訳後修飾酵素であった。
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