研究課題/領域番号 |
19H02866
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
豊福 雅典 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (30644827)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | メンブレンベシクル / 微生物間相互作用 / 細菌間コミュニケーション / ファージ / シグナル伝達 / 細胞外膜小胞 / 細菌間相互作用 / 膜小胞 / 細胞間相互作用 / 微生物間コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
細菌は多様な機能を持つ細胞外膜小胞(メンブレンベシクル(MV))を放出し、生物学的に重要な役割を果たすと共にワクチン開発にも応用されている。MVは細胞間での物質運搬にも関わっており、その積荷が細胞に渡されていることは、数多くの研究例で実証されている。しかしながら、その詳細な過程やメカニズムについては全く理解されていない。本研究は、MVによる物質受け渡しプロセスとそのメカニズムの解明を目指す。
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研究成果の概要 |
ほとんどの細菌は多様な機能を持つ細胞外膜小胞(メンブレンベシクル(MV))を放出する。MVが細菌間相互作用で機能を発揮するには、周囲の細胞にその積荷を受け渡すことが必須となる。MVの積荷が細胞に渡されていることは、数多くの研究例で実証されているにも関わらず、その詳細な過程やメカニズムについては全く理解されていなかった。本課題では、MVの受け渡し機構を解明するために、その機能性に影響を与えることが明らかとなってきている形成機構も踏まえて、解析を行った結果、MVの新たな機能とその受け渡しプロセスの一端について解明できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MVはDNA、RNA、タンパク質、シグナル化合物などを運搬することで、遺伝子の水平伝播や細菌間コミュニケーション、抗生物質耐性等、多くの機能を併せ持ち、細菌の進化や生存戦略の根幹にも関わる。さらには、MVは生物材料としても非常に注目され、創薬などで新たな分野を切り拓いている。本課題の成果によって、MVに関する基礎的な知見が得られて、それをターゲットにした、微生物利用、制御分野に新たな切り口を提供することが期待される。
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