研究課題/領域番号 |
19H02870
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
阪井 康能 京都大学, 農学研究科, 教授 (60202082)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
|
キーワード | C1微生物 / C1酵母 / C1細菌 / メタノール誘導 / 脱抑制 / ペルオキシソーム / ペキソファジー / KaiC / 環境適応 / 発現制御 / 植物共生微生物 / 応用微生物 / 微生物生理 / 環境応答 |
研究開始時の研究の概要 |
メタノールを単一の炭素・エネルギー源として生育できるC1微生物は、植物葉面における優先化・共生・植物への成長促進効果が認められており、我々はこれまでに、植物表層におけるメタノール濃度やその他の環境因子の日周変動に適応しながら、C1微生物が葉上での増殖することを見出した。本研究では、従来の in vitroモデル系実験に加え、in natura(植物上)もしくはin naturaを模した環境適応実験を行い、メタノールが増減する環境に適応するC1微生物の生存戦略機構を解明する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、メタノールを単一の炭素・エネルギー源として生育するメタノール資化性微生物(C1酵母・C1細菌)の葉上環境における生存戦略機構を明らかにすることを目的とした。従来のin vitro実験のみならず、自然環境(in natura)もしくはin naturaを模した環境適応実験を行い、C1酵母ではメタノールにより調節される細胞内制御機構を、C1細菌では宿主植物への種特異的優占化機構と変動する環境要因への応答機構を解析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C1酵母では、メタノール誘導制御機構やペキソファジー制御機構の解析から、メタノール濃度が日周変動する葉面環境での生存戦略として、メタノール濃度に応答したペルオキシソーム合成と分解の制御機構を明らかにした。C1細菌では、蛍光顕微鏡やフローサイトメトリーを用いて優占化過程を追跡することに成功するとともに、培養温度シフトや光応答時における時計遺伝子ホモログKaiCの生理機能に関する遺伝学的および生化学的特性を明らかにした。
|