研究課題/領域番号 |
19H02915
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
石丸 喜朗 明治大学, 農学部, 専任准教授 (10451840)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 受容体 / 消化管 / 代謝 / 免疫 / 遺伝子破壊マウス / 刷子細胞 / 生体イメージング / 2型自然免疫 / 遺伝子欠損マウス |
研究開始時の研究の概要 |
小腸刷子細胞は、アレルギー性疾患や寄生虫感染に対する2型免疫応答の始動において、センサーとして重要な働きをする。本研究では、小腸刷子細胞の頂端部に局在することを研究代表者自らが発見したオーファン受容体Xの生理機能を解明し、アレルギー性疾患や肥満・糖尿病の予防や治療に繋げることを目的とする。
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研究成果の概要 |
寄生虫を感知する小腸刷子細胞が蛍光標識され生体イメージング解析が可能なマウスを作出して、コハク酸、サリシンや線虫培養上清に対する刷子細胞やその周囲における応答が検出できた。刷子細胞頂端部に局在するGprc5c受容体欠損マウスは、コハク酸投与下では小腸粘膜固有層に存在する2型自然リンパ球の細胞数が野生型マウスより多かった。つまり、炎症時においてGprc5c受容体は 2型自然免疫応答を抑制することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、刷子細胞頂端部に局在するオーファン受容体Gprc5cが、炎症時において2型自然免疫応答を抑制すると示唆されたことから、今後、Gprc5cのリガンドやその活性を調節する化合物を同定することによって、アレルギー性疾患や肥満・糖尿病の予防や治療に繋がることが期待される。
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