研究課題/領域番号 |
19H02950
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
小枝 壮太 近畿大学, 農学部, 准教授 (00629066)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | トウガラシ・ピーマン / ジェミニウイルス / ベゴモウイルス / ウイルス抵抗性 / 抵抗性育種 / ゲノム解析 / ナス科 / 抵抗性遺伝子 / 野菜 / トウガラシ / 黄化葉巻病 / 抵抗性 / 育種 / 品種改良 / RADseq / Radseq / 全ゲノムリシーケンス / Rad-Seq / 耐病性 |
研究開始時の研究の概要 |
ジェミニウイルスはタバココナジラミ媒介性のDNAウイルスであり,熱帯から温帯までの広範囲で園芸生産における脅威となっている.なかでも香辛料や野菜として世界的に需要の大きいトウガラシ属においては,生産現場で強く求められているジェミニウイルス耐病性品種が未だ報告されていない.本研究では,複数のジェミニウイルス耐病性トウガラシ系統を分子生物学的手法で解析し,交雑後代を用いたマッピングにより耐病性遺伝子の単離を試みる.本研究の成果が新たなジェミニウイルス耐病性品種の開発につながれば,トウガラシ生産における莫大な経済的損失が軽減できると期待される.
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研究成果の概要 |
ジェミニウイルス科・ベゴモウイルス属はタバココナジラミ媒介性のDNAウイルスであり,熱帯から温帯までの広範囲で園芸生産における脅威となっている.しかし,トウガラシ属においては生産現場で強く求められているジェミニウイルス抵抗性品種が未だ報告されていない.本研究では,複数のジェミニウイルス抵抗性トウガラシ系統を対象として,交雑後代を用いた原因遺伝子のマッピングを行った.GR1の抵抗性はQTLにより支配されていること,BaPep-5はCaPelotaをコードする劣性抵抗性遺伝子pepy-1を,PG1-1はCaRDR3aをコードする優性抵抗性遺伝子Pepy-2を有していることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では複数のベゴモウイルス抵抗性トウガラシを解析し,2つの抵抗性遺伝子を単離し,QTLの存在も明らかにした.これはトマト以外の植物種における初めての抵抗性遺伝子単離であり,学術的新規性がある.また,異なる抵抗性遺伝子を単離できたことから,抵抗性育種においても品種の多様化が可能であり,さらに複数の抵抗性遺伝子を有することで,より強い抵抗性を持つ品種を開発できる可能性が期待される.
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