研究課題/領域番号 |
19H02968
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
木矢 剛智 金沢大学, 生命理工学系, 准教授 (90532309)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | カイコ / ショウジョウバエ / 昆虫 / 性決定 / 脳 / doublesex / fruitless / Hr38 / 性差 / スプライシング / Masc / IMP / 神経活動 / 性フェロモン / フェロモン / IEG / 光遺伝学 / カイコガ / 初期応答遺伝子 / 性行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、昆虫の脳高次中枢における行動決断の神経機構とその神経回路の進化の解明を目的としている。さらにカイコガ脳には性行動の神経回路を規定する新規な分子機構が存在すると予想されるので、この分子経路および関与する新規な遺伝子の同定も目的としている。本研究により、動物の脳に共通に認められる、様々な感覚情報を手掛かりに行動を決断する神経機構とその進化的基盤について、その一端を解明する。
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研究成果の概要 |
動物が外界からの情報を正確に受容・認識し、適切な行動により反応する仕組みを調べた。具体的には、昆虫の脳の高次中枢に着目し、性フェロモンの情報が脳で統合される仕組みについて、カイコガとショウジョウバエを用いて解析した。脳の性決定に関わる遺伝子であるdoublesexとfruitlessに着目した。ショウジョウバエではaSP2という神経細胞群に着目して、神経活動の解析や性行動における機能を調べた。カイコガでは、遺伝子の発現解析・ノックアウト・ノックイン系統を用いた解析を行った。また、カイコガの脳の性を決定する遺伝子の候補を発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昆虫が環境からの情報に適切に応答する神経メカニズムの一端を明らかにした。また、カイコガの脳の性を決定する新たな遺伝子の候補を発見することが出来た。本研究は、昆虫の脳がどのような機構で作動するかといった基本概念や、昆虫の脳の性決定がどのように進化してきたのかといった疑問の一端を解き明かす、学術的に意義のあるものである、また、地球上で最も繁栄している生物である昆虫を模倣することで、環境に適応した新規技術の開発に繋がる可能性があり、SDGsの達成という観点において社会的意義のある研究である。
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