研究課題/領域番号 |
19H02984
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横張 真 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60302379)
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研究分担者 |
寺田 徹 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (00619934)
秋田 典子 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 教授 (20447345)
村山 顕人 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60396760)
飯田 晶子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 主幹研究員 (90700930)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 都市農業 / 都市計画 / まちづくり / ランドスケープ計画 / 土地利用計画 / 都市農村計画 |
研究開始時の研究の概要 |
以下の3つのステージを通じて目的を達成する。 第1ステージ「先進事例と広域的な評価・意向の調査(2019~20年度)」では、新たな計画論構築のための基礎情報の収集を行う。 第2ステージ「レイヤー間の関係性にもとづく統合的概念モデルの構築(2020~21年)」では、本研究を構成する「農」と「都市」のレイヤー間の関係性に着目した統合的概念モデルを構築する。 第3ステージ「ケーススタディにおけるオルタナティブ計画案の策定とフィージビリティ解析(2021~22年度)」では、上記の成果を踏まえ、ケーススタディにおいて「農」と「都市」のレイヤー構造にもとづく空間と経済・社会にかかわる計画を策定する。
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研究成果の概要 |
本研究は、「農」と「都市」が重複して存在する日本の都市の特性を「農と都市のレイヤー構造」として捉え、その特徴と便益・維持策を解明した上で、実際の都市・地域計画の手法へと展開を行うものである。前者の特徴については、両レイヤーが重複する空間の形成過程と、レイヤーの重複が可能とするソフト面での活動を解明した。後者の便益・維持策については、農のレイヤーに注目し、農作物栽培活動を行う住民に対する便益の解明、および都市農業振興基本法に関連する施策の実態分析を行った。これらの研究成果を統合し、「農と都市のレイヤー構造」のもつポテンシャルの発揮を目指した「緑農住まちづくり」の提案を東京都を対象に行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
短期(災害)・長期(縮小)両面の変動に直面する日本の都市・地域の計画にあたっては、従来の静的な都市・地域計画論に代わる、各種変動に柔軟に対応した動態的な計画論にもとづく計画手法が必要となる。こうした要請に対しては、従来の「農」ないしは「都市」のいずれかの視点に立脚した個別課題解決型の研究成果だけでは、十分な回答とならない。本研究を通じて開発される計画手法は、縮小するわが国の都市・地域に新たな計画ビジョンと価値を付与するものとなるばかりでなく、気候変動や地震等の自然災害に強いレジリエントな都市・地域の形成という世界共通の課題に対し、新たな回答を用意するものとなる。
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