研究課題/領域番号 |
19H03137
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42030:動物生命科学関連
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研究機関 | 大阪大学 (2021) 京都大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
岡部 泰賢 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (50522124)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | マクロファージ / 自己複製 / 組織恒常性 |
研究開始時の研究の概要 |
生体各所に存在する組織マクロファージは局在する組織に応じて特異的な機能・役割を担う『組織特異性』を有する。本研究では、腎臓、精巣、脂肪組織、腹腔のそれぞれの組織マクロファージで特異的に発現することを同定した6つの転写因子に着目して解析を行う。そしてそれら転写因子が、マクロファージの組織特異的な分化や活性化を制御する『マスター転写因子』として機能する可能性について検討する。
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研究成果の概要 |
生体各所に存在する組織マクロファージは局在する組織に応じて特異的な機能・役割を担う『組織特異性』を有する。本研究では各組織マクロファージで特異的に発現する転写因子に着目し、それら転写因子がマクロファージの組織特異的な分化や活性化を制御する『マスター転写因子』として機能する可能性について検討した。単一細胞解析により、同一組織環境下に常在するマクロファージ間でもこれら転写因子の発現レベルに変動が生じること、その結果遺伝子発現パターンのグローバルな違いが起こることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌、炎症性腸疾患、リウマチ、神経変性疾患、生活習慣病、肺胞蛋白症、大理石骨病などの多岐にわたる疾患において、マクロファージの機能異常がそれら疾患の発症・増悪化に密接に関与することが理解されつつある。本研究は、マクロファージの組織機能を包括的に解析するとともに、それら機能の異常が種々の疾患を引き起こす原因究明に貢献する可能性が考えられる。
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