研究課題/領域番号 |
19H03204
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43050:ゲノム生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
堀江 健生 筑波大学, 生命環境系, 助教 (10455925)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | ホヤ / 単一細胞トランスクリプトーム解析 / 神経細胞 / 細胞分化 / 単一細胞トランスクリプトーム / シングルセルトランスクリプトーム / 遺伝子発現解析 / 神経発生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、シンプルなホヤ幼生の中枢神経系をモデルとして、単一細胞トランスクリプトーム解析などのゲノム生物学的な手法と発生生物学的な手法を組み合わせことにより、中枢神経系に存在する全てのニューロンについて、異なる神経サブタイプを生み出す分子機構を解明する。そして、ホヤにおける知見を他のモデル動物の知見と比較し、進化的に保存された普遍的なニューロンの分化機構の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、シンプルなホヤ幼生の中枢神経系をモデルとして、単一細胞トランスクリプトーム解析などのゲノム生物学的な手法と発生生物学的な手法を組み合わせことにより、中枢神経系に存在する全てのニューロンについて、異なる神経サブタイプを生み出す分子機構を解明することを目的としている。 我々は、単一細胞トランスクリプトーム解析のデータをもとにドーパミン神経、様々な種類のGABA神経、グルタミン酸作動性の表皮感覚神経細胞の分化機構について解明した。また、様々な動物における感覚神経細胞の分化機構の比較解析を行い、左右相称動物の間で保存された感覚神経細胞の分化機構を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、シンプルな神経系を持つホヤを用いることで様々な神経細胞の分化機構を解明した。さらに、解明した分化機構をもとに様々な神経細胞を人為的に作り出すことにも成功している。今後、これらの研究成果をマウスやヒトなど高等脊椎動物でも検証することにより、iPS細胞やES細胞から人為的に任意の神経細胞の分化を誘導する技術の開発へとつなげたい。そして、損傷した神経回路の修復など医学方面への応用を視野に入れた研究へと発展することが期待される。
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