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ANCA関連血管炎の体細胞ゲノム解析

研究課題

研究課題/領域番号 19H03209
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43050:ゲノム生物学関連
研究機関東京大学

研究代表者

鎌谷 洋一郎  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (00720880)

研究分担者 森信 暁雄  京都大学, 医学研究科, 教授 (10294216)
大村 浩一郎  京都大学, 医学研究科, 特命准教授 (40432372)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
キーワード体細胞ゲノム / ゲノム解析 / ANCA関連血管炎 / RNAシークエンス / 全ゲノムシークエンス / 体細胞変異
研究開始時の研究の概要

ゲノム情報は両親から受精卵に受け継がれますが、その後人体を構成する30兆以上の細胞になるまでにわずかながら変化していきます(体細胞突然変異)。体細胞突然変異はがんの原因としてよく知られていますが、その他の病気における役割はよくわかっていません。
本研究では、最新の技術によって精密に分類した血液細胞の体細胞変異を解析することにより、まだ原因がわかっていない難病であるANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、そして好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)の原因解明を目指します。

研究成果の概要

本研究では、ANCA関連血管炎の活動性に免疫細胞における体細胞変異が影響すると考え、患者DNAと血液検体を用いて遺伝子領域の体細胞変異の検出を行うための実験体制の確立と、その解析を行なった。研究期間を通じてANCA関連血管炎患者を主体とする104症例の全ゲノムシークエンス、並びに63検体の血液RNAseqを実施し、RNA-Mutect法を用いて体細胞変異を検出して疾患に関わる体細胞変異を同定した。また、MENTR法などのインシリコ解析で機能的影響を推定した。また、活動期と寛解期とでは体細胞変異の検出パターンが変化することを解明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、主に生殖細胞系列ゲノム解析や遺伝子発現解析によって行われてきた自己免疫性疾患解明のための生体ビッグデータ解析において、生まれたあとでゲノムに発生する体細胞変異の影響を網羅的に解明するため計画された。体細胞変異は主にがんの主要な要因であるが、自己免疫性疾患の発症や活動性への影響ははっきりわかっていない。本研究では自己免疫性疾患の一つであるANCA関連血管炎発症や、再発と寛解に関わる可能性のある体細胞変異を見出した。これらは将来の同疾患の治療に貢献する可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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