研究課題/領域番号 |
19H03263
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44050:動物生理化学、生理学および行動学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
Liu Qinghua 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 教授 (90723792)
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研究分担者 |
櫻井 勝康 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (70507920)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 睡眠 / 神経細胞 / 神経回路 / 眠気 / 血糖値 / 麻酔 / ストレス / 心的外傷後ストレス障害 / cFos / 睡眠欲 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、眠気を検知し、その情報を処理、そして伝達する脳内システム、すなわち眠気の統合センシングシステムを明らかにする。そのために、眠気という無形の脳内表現を、組織化学的手法およびイメージング技術をもちいて視覚的に捕える。さらに、神経活動依存的に特定の情報をコードしている神経細胞群のみを標識・操作できる手法と近代神経科学研究のツールを融合することにより、眠気を機能的に捕える。
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研究成果の概要 |
眠気とは何なのか?眠気の正体は未だ明らかにはされていない。我々は、眠気は脳内の特定領域・神経細胞の神経活動の変化によってコードされているという仮説を立て、その神経細胞の同定を組織科学的手法によって試みた。また、全身麻酔の意識消失に関わる脳内の特定領域・神経細胞の一部は、睡眠誘導に関与しているという仮説を立て、その神経細胞の探索を行った。さらに、眠気の正体に迫るために、食後の眠気が実験動物(マウス)でも人為的に誘発できるのかを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
眠気の正体に迫るために、活性化した神経細胞を高い時間解像度で組織科学的に可視化する手法を用いて全脳スクリーニングを行った。この手法は、様々な脳機能の研究に応用することができる可能性が考えられた。 全身麻酔のメカニズムおよび食後の眠気のメカニズムの理解から、睡眠の謎に迫ろうと試みた。本研究で得られた知見は、今後の研究の基盤となりうる。
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