研究課題/領域番号 |
19H03317
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45060:応用人類学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
青柳 潔 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80295071)
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研究分担者 |
水上 諭 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (20814502)
有馬 和彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (30423635)
前田 隆浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
西村 貴孝 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80713148)
安部 恵代 西九州大学, 健康栄養学部, 教授 (90372771)
中村 晴信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10322140)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 生理的多型性 / 骨粗鬆症 / 性ホルモン / 遺伝子多型 |
研究開始時の研究の概要 |
エストラジオール、テストステロンは男女ともに骨粗鬆症の発症・進展における重要な因子である。エストロゲン低下は骨量を減少させ、骨粗鬆症および骨折のリスクを増加させるが、テストステロンの骨効果については、未だ不明瞭である。男性において、女性同様エストロゲンの骨量維持効果は明確であるが、テストステロンの骨量維持への相対的重要性は十分には明らかにされていない。欧米人とは遺伝的背景が異なる一般日本人中高年男女において、性ホルモン(エストラジオール、テストステロン)、骨代謝回転(骨形成・骨吸収)マーカー、骨量との関連を体格、遺伝子多型、さらにライフスタイルといった環境的要因を含め検討する。
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研究成果の概要 |
一般日本人中高年男女において、性ホルモン(エストラジオール、テストステロン)、骨代謝回転、遺伝子多型、骨量との関連を検討した。対象は、計969名(男性367名、女性602名)。男女とも高TRACP-5b、低テストステロンは低骨量SOSと相関した。男女ともBAPとTRACP-5b間では正相関が認められた。女性においては、高エストラジオールが低骨量SOSと相関した。女性でのみTRACP-5bとテストステロン間では負相関が、TRACP-5bとエストラジオール間には正相関が認められた。女性においてエストロゲン受容体遺伝子多型に付いては、GG群はAA群・AG群に比し、有意に低値だった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
男女とも高TRACP-5b、低テストステロンは低骨量SOSと相関した。女性でのみTRACP-5bとテストステロン間では負相関が、TRACP-5bとエストラジオール間には正相関が認められた。女性においてエストロゲン受容体遺伝子多型に付いては、GG群はAA群・AG群に比し、有意に低値だった。性ホルモン、骨代謝回転、骨量との関連、ならびに遺伝子多型と骨量との関連については、女性でその関連性が強い傾向にあることが示され、人類学的に意義がある。
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