研究課題/領域番号 |
19H03348
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山次 健三 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (30646807)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | タンパク質 / ペプチド / ライゲーション / 触媒 / 化学合成 / ピリジン |
研究開始時の研究の概要 |
タンパク質の機能解析、あるいはその機能を生化学的・治療的用途(タンパク質医薬など)に用いることは、重要である。その目的のために各種タンパク質合成法が開発されており、中でも短いペプチド同士を連結することで大きなタンパク質を合成する化学合成的手法が現在最も頻繁に用いられている。しかしその成熟度は充分ではなく、特に連結位置がシステインに限定されるという問題点を有する。本研究では、既存法とは全く異なるアプローチとして、いかなるアミノ酸位置でのペプチド連結反応を可能にする革新的な「触媒」を開発し、タンパク質の化学合成が抱える課題を根本的に解決することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究はタンパク質の化学合成を革新的に簡単にする化学触媒の開発を目指したものである。具体的には、ペプチドC末端チオエステルとペプチドN末端を同時に活性化し、それらを連結する触媒の開発を目的とした。結果として、C末端、N末端それぞれを活性化する触媒を見出すことに成功したが、それらの活性を維持したまま一つの触媒として融合させることは出来なかった。本研究で得られた知見をもとに、特に、C末端活性化触媒と共存可能なN末端活性化触媒を重点的に検討することで、タンパク質の化学合成を革新的に簡便にする触媒の開発が可能になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではタンパク質の化学合成を革新的に簡単にする化学触媒の開発を目指し、ペプチドC末端チオエステルとペプチドN末端を同時に活性化して連結する触媒の開発を目的とした。結果として、C末端、N末端それぞれを活性化する触媒を見出すことに成功したが、それらを一つの触媒として融合させることは出来なかった。得られた知見をもとに検討を重ねることで、タンパク質の化学合成を簡便にする触媒の開発を可能にしたい。
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