研究課題/領域番号 |
19H03351
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
谷口 陽祐 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (00452714)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 核酸医薬 / 創薬化学 / ゲノム創薬 / 核送達技術 / アンチジーン核酸 / 3本鎖DNA / アンチジーン / 人工核酸 / 核内移行 / エピジェネティック制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではこれまで申請者が検討を行ってきた内容である、3本鎖DNA形成可能な独自の人工核酸を開発による天然の核酸では相互作用できない2本鎖DNA中のCG塩基対の特異的な認識、さらには培養細胞内の特定の遺伝子の発現抑制法の技術をさらに発展させる。そこで、これまでに検討されていない2本鎖DNA領域を標的とした新規遺伝子発現制御法の構築を目指して、人工核酸を核内に送達する技術として機能性補助核酸であるガード核酸の創製を行う。さらに、遺伝子発現のエピジェネティック制御に関与しているCpGアイランドを標的とした新規アンチジーン核酸の構築法の確立へと展開する。
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研究成果の概要 |
機能性補助核酸の創製について、dUを複数個組み込んだガード核酸を用いて、核内でアンチジーン核酸を放出する事を見いだし、さらに、2本鎖の状態で導入した方が強いアンチジーン効果を示すことを明らかにした。しかも、このガード核酸は機能性分子をマルチコンジュゲート可能であることを明らかにして、機能性補助核酸開発の基盤を築いた。人工核酸の開発では、新たに5メチルCG塩基対認識人工核酸ユニットの開発に成功し、3本鎖DNA形成配列の拡張に成功し、脱メチル化酵素の活性を阻害できることを見いだした。さらに、新規に化学合成したPNAユニットは融解温度測定により、CpGアイランドに結合可能な知見を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、新規モダリティ創薬の一つとして期待される核酸医薬のなかでも、これまでに標的をされていない2本鎖DNAを直接標的とした新規創薬手法の基盤構築に関する革新的な成果を挙げており、社会的な意義は大きい。特に、核酸の高次構造の一つである3本鎖DNA形成を人工的に形成させることに着目した人工核酸の化学合成にも成功し、遺伝子発現のエピジェネティック制御にも関わっている5メチルCG塩基対の認識にも成功し認識配列の拡張に成功している。さらに、アンチジーン機能を効率的に働かせるための細胞内さらには核内導入法を新規に明らかしており、学術的な意義も非常に大きい。
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