研究課題/領域番号 |
19H03356
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
林 良雄 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (10322562)
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研究分担者 |
田口 晃弘 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (40707311)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 固相ジスルフィドライゲーション / 中分子ペプチド / ペプチドー薬物複合体 / 創薬 / ケミカルバイオロジー / ペプチド化学 / ジスルフィド結合 / 有機合成 / ペプチドー薬物架橋体 / 固相ジスルフィドライゲー ション / ペプチド-薬物架橋体 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、中分子ペプチドに着目した次世代医薬品の共通基盤の一と考えられる「架橋構造体」に着目し、当該架橋体の新規構築法として独自に創成した固相ジスルフィドライゲーション(固相DSL)法の有用性検証を実施する。即ち、固相DSLを学術的な基盤として、ジスルフィド先導型ペプチド合成化学を発展させ、中分子ペプチド架橋体を含む新規「機能分子」の創出とその創薬展開をめざすものである。具体的には、固相DSLによる新規多重ジスルフィドペプチドや人工蛋白質の合成法開拓、および機能ペプチド-薬物架橋体(PDC)や抗体-ペプチド-薬物架橋体(APDC)のような機能的架橋構造体の創出を基盤とした創薬研究である。
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研究成果の概要 |
中分子ペプチドに着目した次世代医薬品の共通基盤の一と考えられる「架橋構造体」に着目し、当該架橋体の新規構築法として独自に創成した固相ジスルフィドライゲーション(固相DSL)法の有用性検証を実施した。即ち、本研究は、固相DSLを学術的な基盤として、ジスルフィド先導型ペプチド合成化学を発展させ、中分子ペプチド架橋体を含む新規「機能分子」の創出とその創薬展開をめざしたものである。具体的には、固相DSLによる新規多重ジスルフィドペプチドや人工蛋白質の合成法開拓、および機能ペプチド-薬物架橋体(PDC)や抗体-ペプチド-薬物架橋体(APDC)のような機能的架橋構造体の創出を基盤とする創薬研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では、独自に開発した固相ジスルフィドライゲーション (固相DSL) を学術的基盤として、新規なジスルフィド先導型ペプチド合成法を創製し、それを利用した中分子ペプチド架橋体を含む新規機能分子の創製を成し遂げた。その中で固相DSLで利用する一部Npys誘導体は試薬として市販され、さらに新規水溶性Npys誘導体の開発にも成功、複雑な環状ペプチドの合成や固相上での環状ペプチドの完全自動合成を成し遂げ、さらにペプチド主鎖にジスルフィド結合を複数有するタンパク質合成や新規架橋体の構築に基づく抗がん剤創製研究への展開を実施できた。これらにより、固相DSLの創薬における重要性を示すことができた。
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