研究課題/領域番号 |
19H03369
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鈴木 亮 金沢大学, 薬学系, 教授 (00344458)
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研究分担者 |
平嶋 尚英 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (10192296)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | アレルギー / マスト細胞 / 開口放出 / 分泌顆粒 / 多様性 |
研究開始時の研究の概要 |
アレルギー疾患は、発症部位、病態、重症度など疾患症状は多様性に富んでいる。アレルギー疾患の発症には、マスト細胞の分泌顆粒に含まれる様々な炎症性メディエータが刺激特異的に分泌されることによって惹起される。本研究では、マスト細胞の個々の分泌顆粒の特質や分泌メカニズムについて明らかにし、アレルギー疾患が示す多様性の原因を追究する。
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研究成果の概要 |
現代日本においてアレルギー疾患は、大きな社会問題になっている。アレルギー疾患は、「多様性」に富んでいるため、対処療法が主な治療手段となっている。本研究は、このようなアレルギー疾患の「多様性」の原因について、アレルギー原因細胞の1つであるマスト細胞の分泌顆粒に存在する「不均質性」に着目し、アレルギー応答調節メカニズムの解析を行った。そして、アレルギー応答は、マスト細胞の不均質な分泌顆粒による個々の顆粒の分泌反応により複雑に調節されていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー疾患は、対処療法が中心となっている。その一因として、アレルギー疾患の多様な疾患症状が挙げられる。本研究は、アレルギー疾患の原因細胞あるマスト細胞での分泌顆粒における不均質性に着目し、アレルゲン刺激応答に伴う多様な分泌メカニズムについて、分子・細胞・生体レベルで明らかにすることを試みた。そして多様なアレルギー疾患の原因を解明し、新たな治療戦略へ繋げることが可能になると期待される。
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