研究課題/領域番号 |
19H03416
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡島 徹也 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20420383)
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研究分担者 |
小川 光貴 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (70727429)
竹内 英之 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (80361608)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | O-GlcNAc / EOGT / NOTCH / vascular permeability / マウス / 血管内皮 / O-glycan / Notch1 / Eogt / O-GlcNAcc / Notch / 細胞接着 |
研究開始時の研究の概要 |
Notch1糖鎖レポーターマウスを用いて、脳血管内皮とその他の細胞におけるNotch1糖鎖構造の比較分析をすることで、血管内皮で特徴的な構造を示す糖鎖修飾を明らかにする。そして、特徴的な糖鎖構造に関連した糖転移酵素遺伝子のゲノム編集により、糖鎖により規定されるNotchシグナル強度を明らかにする。さらに、糖転移酵素遺伝子の欠損マウスを用いて、糖鎖依存的なNotchシグナル強度制御の生物学的意義を明らかにする。さらに、ストレス時や老化におけるNotch受容体の糖鎖構造の変化に関するデータを基に、Notch受容体糖鎖の時間的変化と機能変化の関連性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、O-GlcNAc転移酵素EOGTを介したNOTCHシグナル精密制御の分子機序の理解に向けて、①NOTCH1を修飾するO-GlcNAc糖鎖構造の基本様式を明らかにすること、②生体内でのO-GlcNAc修飾の動態を解明する新規解析ツールを開発すること、③EOGTと他の糖転移酵素とのNOTCHシグナル制御における協調作用を示すこと、④特定の血管内皮へのEOGT発現の局在化と血管透過性への関与を示すこと、に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発されたO-GlcNAc修飾の動態解析ツールを用いることで、生理的な刺激や病的な状況でのO-GlcNAc修飾の時空間的な制御機構の解明に貢献することが期待される。また、EOGTが血管内皮に特異的な発現を示すことや、細胞の癌化に伴い異所性にEOGT発現が誘導されることから、EOGTを分子標的にした新しい治療戦略が考えられる。
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