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造血制御による疾患治療を目指した感染特異的造血機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19H03486
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

金山 剛士  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (80811223)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
キーワード造血 / 感染 / 炎症 / 自然免疫 / 感染症
研究開始時の研究の概要

造血系は免疫細胞や赤血球を供給する重要な働きを担っている一方で、免疫や病原体による影響を強く受ける。このため、病態下の造血応答を制御することが炎症や感染といった疾患をコントロールすることに繋がると期待される。しかしながら病態下の造血系は解析が困難であり十分に理解が進んでいない。本研究では、独自に開発した造血系の解析方法を用いて炎症や感染時における造血プロセスの解析を試みる。造血系を担う細胞群の分化経路や病態生理学的な役割を解明することで、「病態特異的な造血応答の制御による感染症や炎症性疾患の治療」を目指す。

研究成果の概要

造血系は血液細胞の供給を介して恒常性の維持に寄与する。定常状態における造血メカニズムは詳細が明らかにされてきた一方で、感染症や炎症といった生体ストレス環境下における造血機構については不明な点が多い。本研究では、従来より広範に使用されてきた造血前駆細胞の同定法は、生体ストレス環境下における解析結果を大きく歪曲する危険性があることを指摘し、生体ストレス存在下でも造血系の解析が可能な造血前駆細胞の同定法を独自に開発した。また、この解析法を用いることで、従来法では不可能であった感染症や炎症における造血応答を同定することに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、これまで広く使用されてきた従来の造血前駆細胞同定法が、ストレス造血応答の解析には使用できないことを指摘するとともに、感染や炎症においても使用可能な新たな造血前駆細胞同定法を独自に樹立し、その有用性を証明した。この成果は、今後新たなストレス造血応答機構を発見するために非常に有用であるのに加え、過去のストレス造血応答に関連する研究報告を再検証する機会を与えるという意味において、免疫学や血液学に大きな影響を及ぼすと考えられる。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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