研究課題/領域番号 |
19H03517
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
崔 林 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (30717822)
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研究分担者 |
中野 賢二 大阪大学, 大学院薬学研究科, 招へい教授 (00315061)
加藤 聖子 九州大学, 医学研究院, 教授 (10253527)
松本 雅記 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60380531)
小田 義直 九州大学, 医学研究院, 教授 (70291515)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 核内非翻訳RNA |
研究開始時の研究の概要 |
ノンコーディングRNAの1種である核内非翻訳RNA (SnoRNA)は未だに研究が遅れている。我々は膵癌の高肝転移性細胞で増加する核内非翻訳RNAであるSNORA23を新たに同定し、人工核酸アンチセンスによる転移抑制効果を既に確認し、膵癌の肝転移における意義を明らかにした。 本研究において、我々は①多種固形癌におけるSNORA23の転移形質における意義を明らかにし、②cDNAマイクロアレイとプロテオミクス解析により癌肝転移に関与する新しい核内非翻訳RNAを見出すとともに、③癌細胞指向性を有する次世代の人工核酸核内非翻訳RNA阻害アンチセンス核酸薬の創出を試みる。
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研究実績の概要 |
本研究では多種固形癌におけるSNORA23の転移憩室における意義を明らかにすることを目的としている。 我々の今までの研究によって癌種が違っても転移先に転移したがん細胞はSNORA23の発現が共通に増強されていた、また膵癌細胞では下流因子であるSYNE2の発現と関連していたが(先行論文で証明)、癌種によって関連する下流因子はそれぞれであった。結果的にSNORA23は癌の転移に関わる遺伝子であるが、それのメカニズムは異なるとの解釈に至った。 メカニズムはそれぞれであっても癌転移に関連するSNORA23の発現を抑制したら癌転移も抑制できるのではないかとの考え、SNORA23のアンチセンスオリゴを用いて動物実験における癌転移抑制効果を確認した。アンチセンスオリゴ単独では全ての癌種において抑制傾向あるいは有意な抑制効果はあったが、カチオン性脂質でアンチセンスオリゴを内包した独自の試薬では多くの癌種において有意な癌転移を抑制した。 また、カチオン性脂質を使った試薬と抗がん剤の併用療法では抗がん剤単独に比べて有意に癌転移も抑制し、原発層の有意な治療効果も確認できた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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