研究課題/領域番号 |
19H03567
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
的場 聖明 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10305576)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | aging / senescense / atherosclerosis / endotheial function / hearthy aging / 長寿 / 老化 / 血管機能 / 百寿者 / エネルギー代謝 / 健康長寿 / 平均寿命 / 動脈硬化 / 健康寿命 / AI解析 / 血管老化 / 心筋エネルギー代謝 / 骨格筋代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢化社会の急務課題は、いかに健康に人生を全うするかを解明することである。これまで、久山町研究にて日本人の死因は克明に研究され、弘前大学岩木町研究では、青森県の短命県返上を目指した2000項目に及ぶコホート研究が実施されているが、その2大コホート研究と連携し、同じ方法と健診項目を京都大学奥野研究室にてAIを利用することで、腸内細菌や遺伝情報、生活身体情報を含め多項目多角的解析を行う。京都府立医科大学の臨床全科が参加し、15年間追跡し、死因も検討することでコホート研究を行う。また、基礎研究・臨床研究のこれまでの研究と遺伝子研究を融合し、老化予防の機序解析も行い、健康長寿の因子を科学的に解明する。
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研究成果の概要 |
京丹後地域の人口約10万人のうち百寿者は全国平均のおよそ2.7倍おられる.本研究は,65歳以上の京丹後市民から約2000項目の調査項目に関する健康・医療データを経時的に収集・蓄積し,このデータを用いて長寿,特に健康長寿の背景因子を明らかにすることを目的として実施継続している。2023年3月現在の950名の健診データを解析し現在AI解析も使い新たな因子探索を論文作成中である。これまでに老化や動脈硬化、炎症に関する論文を執筆掲載している。さらに血液中のあるアミノ酸が、寿命や運動能力の維持に関与することなどを発見し、特許申請を行い、現在さらなる詳細な解析を続けている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
京丹後地域と京都市の腸内細菌検査での比較研究では、京丹後地域においてプロテオバクテリア門が少なくいこと、大腸がんの罹患率が低い事を報告しているが、(J Clin Biochem Nutr. 2019 Sep;65(2):125-131.)。他にも多くの長寿に関係する因子を解析することで、今後人類が直面する高齢化社会において健康を維持する方法をみつけることができる。また、同じ健診項目で検討している青森県岩木町と京丹後地域の研究結果比較から両地域の行動パターンや、検査値の相違を検討し、健康長寿の医学的メカニズムを解明し、疾病の予防及び健康の保持・増進を広く社会に普及させることができる。
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