研究課題/領域番号 |
19H03582
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
土屋 賢治 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任教授 (20362189)
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研究分担者 |
原 武史 岐阜大学, 工学部, 教授 (10283285)
岩渕 俊樹 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (20711518)
西村 倫子 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任講師 (30773791)
奥村 明美 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (40767943)
原田 妙子 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任助教 (60525963)
桑原 斉 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (50456117)
高橋 長秀 名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (50846714)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 出生コホート / 自閉スペクトラム症 / 注意欠如・多動症 / 神経発達 / 軌跡 / 脂質代謝異常 / 注意欠如多動症 / ゲノム / Polygenic risk score / 疫学 / 機械学習 / 中間表現型 / 子ども |
研究開始時の研究の概要 |
浜松母と子の出生コホート(HBC Study,N=1258)のデータを利用して,自閉スペクトラム症(ASD)および注意欠如・多動症(ADHD)と関連する個別化変数を探索する。その個別化変数が満たす条件とは, ①ASDまたはADHDの診断と関連し,②ASDまたはADHDの中間表現型と関連し,③ASDまたはADHDの予後と関連する,の3つである。
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研究成果の概要 |
発達精神医学における介入効果を最大化するプレシジョン・メディシン推進のため,浜松母と子の出生コホートのデータを利用して,神経発達の異常および神経発達症を規定する個別化変数および中間表現型の同定を行った。これまで報告されていなかった新たな個別化変数・中間表現型を見出した。神経発達症の診断には,神経発達の軌跡で示される中間表現型が先行・関与し,ここに脂質代謝異常が一部反映される可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児を対象とする精神医学領域(発達精神医学)において,縦断的なデータの重要性が明らかとなった。そのデータを提供するのは,臨床においては縦断的な追跡であり,科学研究においては出生コホート研究である。本研究は,出生コホートを通じて,個別化変数,中間的表現型をひとまとめに明らかにするとともに,神経発達症の臨床,とくに診断的評価と予後予測の理解に新たな展開をもたらす契機をつくったという点で,価値がある。
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