研究課題/領域番号 |
19H03610
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
河村 和紀 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, グループリーダー (50401766)
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研究分担者 |
山崎 友照 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (80627563)
藤永 雅之 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (70623726)
謝 琳 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 主任研究員 (30623558)
張 明栄 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部, 部長 (80443076)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | PETトレーサー / フッ素18 / 光感受性物質 / 光線力学的療法 / PET / 18F / 光線力学療法 / フッ素-18 / 炭素-11 / 11C / BODIPY |
研究開始時の研究の概要 |
光線力学的治療(PDT)は、腫瘍等に蓄積する光感受性物質(PS)を投与し、低出力レーザー光を外部から照射し、光反応によって産生される一重項酸素等により殺細胞効果を得ることにより病変組織を変性・壊死させる治療法である。本研究では、PDTのさらなる臨床利用を促進するための評価手法としてのPETの有用性を示すため、新規18F標識BODIPY誘導体PSを開発し、安全性及び腫瘍治療効果推定のための評価手法を構築する。さらに、PDT中のPETの有用性を高めるために、一重項酸素を検出できる化合物をPET用トレーサーとして開発する。本研究によりPDTの臨床応用を促進し、PDTにおけるPETの有用性を高める。
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研究成果の概要 |
新規光感受性物質(PS)を用いた光線力学的療法の臨床応用を促進するために、PSとして安全性及び有用性が高いと期待されているBODIPY誘導体をフッ素18で標識したフッ素18標識ADPM06を開発し、マウスでの体内動態から安全性推定のための評価手法を構築した。また、腫瘍モデルマウスを用いたポジトロン断層撮影法(PET)により、腫瘍治療効果推定のための評価手法を検討した。フッ素18標識ADPM06のトレーサー動態からPDT治療における副作用を予期できる可能性を示した。さらに、一重項酸素を検出できる化合物をPET用トレーサーとして開発し、腫瘍治療効果を評価できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
より安全に光線力学的療法(PDT)中に全身を診断できる手法としては、極微量で安全であり、さらに定量的に画像診断が可能である放射性トレーサーを用いたポジトロン断層撮影法(PET)がより有用であると考えられ、光感受性物質もしくはPDTにより生じた一重項酸素を検出できる新たなPET用トレーサーを用いたPETがPDTの新たな評価手法となるため、本研究により安全性の高い効率的なPDTによる腫瘍治療の臨床利用の促進に繋がり、PDTにおけるPETの有用性を高めた。
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