研究課題/領域番号 |
19H03656
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山本 剛史 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (80636994)
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研究分担者 |
斯波 真理子 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 非常勤研究員 (70271575)
和田 郁人 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特任研究員 (90760843)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | ゲノム編集 / CRISPR/Cas9 / 核酸 / DDS / 家族性高コレステロール血症 / ゲノム編集技術 / 遺伝子編集技術 / ドラッグデリバリーシステム / CRISPR/Cas / アシアロ糖タンパク質 / 糖リガンド / オリゴヌクレオチド / 脂質異常症 / 表面受容体 / ゲノム編集治療 / ドラッグデリバリー / 糖鎖リガンド / 核酸医薬 |
研究開始時の研究の概要 |
家族性高コレステロール血症(FH)に見られるLDL (low-density lipoprotein)受容体遺伝子上の多型の中には、本受容体の機能を著しく損ない重篤な高コレステロール血症を引き起こすものが知られている。本研究では、CRISPR/Cas9として知られるゲノム編集システムを体内の狙った組織や細胞へ的確に送り込む技術を開発し、これらの遺伝子変異の修復に取り組む。本技術によりこれまで治療が困難であった重症FHの治療薬開発が可能になるものと期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では、CRISPR/Casシステムゲノム編集システムのin vivo送達技術を開発し、家族性高コレステロール血症(FH)ホモ接合体に対する治療薬剤の開発を進めた。具体的には肝実質細胞膜上に高発現する受容体を足場として、この受容体に対する親和性リガンドを導入したCRISPR/Casシステムを開発すべく、糖鎖リガンドや化学修飾の導入可能位置に関する構造活性相関研究を行った。この結果、FH関連遺伝子の発現抑制効果を維持したまま、改変型CRISPR/Cas9システムを肝臓へ効率よく送達することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家族性高コレステロール血症(FH)は顕著なコレステロール血症とともに若年性冠動脈疾患を伴う遺伝性疾患である。特にFHホモ接合体はわが国の指定難病でもあり、出生後ただちに集中的な治療が必要である。薬物療法は効果が十分でなく約60%がLDLアフェレシスと呼ばれる体外循環療法を受けている。さらに治療抵抗性の場合には肝移植に頼らざるを得ない。CRISPR/Casシステムに代表されるゲノム編集治療が実現されればFHの根本的治療法になり得るが、これまで技術的なハードルがあった。本研究はその一つである体内動態の課題解決に資する技術を開発するものであり、FH治療の発展に貢献することが期待できる。
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